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ADHDで転職を繰り返した40代男性が介護の仕事で見つけた生きる道①

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渡邊

転職活動お疲れさまです。

40代・「現役」介護福祉士の渡邊です。

この記事ではADHD(発達障害)のために転職を繰り返した結果、40代でひきこもり、抑うつ状態でメンタルクリニックに通うまでになったNさん(40代:男性・独身)が、介護の仕事に転職し再び社会復帰をはたし安定した生活を取り戻すまでのリアルな流れを具体的に紹介しています。

 

Nさんはボクの幼稚園時代からの幼なじみです。

近所に住んでいたためよく遊んでいました。

楽しいことが大好きで、いろいろな遊びを考え出す素敵なアイデアマンでした。

 

ただ、ちょっと個性の強い、変わっている部分がある子供だったという印象が残っています。

ボクは駅前のスタバでNさんと再会を果たすまで、ADHD・発達障害についてはまったくの無知でした。

Nさんがインタビューに応じてくださったのは、「この記事を読んでいただくことによって、社会になじめずに一人で悩み苦しんでいる大人のADHDの方の、心が少しでも軽くなる助けになれば……」という考えからです。

 

発達障害(ADHD)のNさんが40代で介護職に転職するまでの大まかな流れ

ADHD転職

 

大学中退後フリーターを経て親のコネで小さな設備会社に就職

面倒を見てくれた社長が脳出血で倒れ会社が倒産

設備関係の会社に転職するも長く続かず職を転々とする

3年間のひきこもり生活・うつ状態

看護師の姉の強い勧めでメンタルクリニックを受診

検査の結果、うつ病以外に多動性・衝動性優位型のADHDであることが判明

しばらく(約9ヵ月)通院生活をおくる

社会復帰を考えるが「40代・転職に有利な資格なし」状態で仕事が決まらず途方に暮れる

渡邊(=このブログの中の人)に10数年ぶりに偶然駅前のスタバで再会し、介護の仕事への転職を考える

介護職専門の転職支援サービス「かいご畑」に登録し、専門のキャリアアドバイザーのサポートを受けブジに「老人保健施設」に転職

新人教育制度のしっかりした、好待遇+人間関係良好な職場で勤続3年目。
国家資格である介護福祉士の取得に向け忙しいながらも充実した日々をすごしている。

 


 

発達障害の仕事、介護職

インタビューを受けていただくためにNさんに約3年ぶりに再会しました。

LINEでのお互いの近況報告はしていたのですが、実際に合うのは久しぶりでした。

10数年ぶりに駅前のスタバで再会したときとは明らかに違う、自信と落ち着きがNさんからは感じられました。

「最近どう?」
というボクの問いかけに、
「一言でいうと、いそがしいけれど充実した毎日を送ってます!」
と大きな笑顔と大きな声で答えられました。

そして、Nさんは続けました。

「40代でひきこもり、うつ状態になり、その根底にはADHDという発達障害があるのだということが分かったとき、ボクの人生はこれで終わりだという思いがありました。

ですがその反面、生き辛さの原因が分かったからこそホッとしましたし、またここから社会復帰を果たせるのではないかというかすかな望を感じたことも事実です。

姉の助けでメンタルクリニックを受診し、素晴らしい先生に出会ったことで、ボクの人生は大きく軌道修正されたんです。

でも、そこから平穏無事に転職活動が成功したわけではなかった……。

悩みながら行動し続けたことで、渡邊さんに10数年ぶりに偶然スタバで再会するというチャンスをつかむことができたのです。

渡邊さんに介護の仕事をススメられた時、正直『ブラック業界なのでNG!』と心の耳をふさごうとしてしまいました。

しかし、渡邊さんの熱意と体から放たれる安定感のあるオーラ(?)を感じ、ボクは次第に『介護の仕事もアリかも……』という気持ちをもちはじめました。

そして、渡邊さんとの4時間にも及ぶ人生相談を終えたとき、ボクは『帰ってすぐに介護職専門の転職支援サービスについて検索してみよう!』という気持ちに切り替わっていました。

現在は未経験+無資格の求人に特化した介護職専門の転職支援サービスかいご畑)に登録し、専属のキャリアアドバイザーの方のサポートを受けて転職に成功し、好待遇な介護の現場(老人保健施設)で働くことができています。

勤めている老健(老人保健施設)は福利厚生がシッカリしていて待遇がいいだけではありません。

ADHDであるボクには何事にもかえがたい良質な人間関係に恵まれ、非常に働きやすいんです。

40過ぎのちょっと変わったおっさんに対する諸先輩方々の対応が実に温かいのです。

この雰囲気を作り出しているのは、ボクと同い年である冷静沈着なフロアリーダーであるFさん(40代:男性)の人間性が非常に大きいと思います。

いそがしい介護の現場でしばしばテンパってしまうボクに対して、

「Nさんは一生懸命だけれど、視野が狭くなりがちです。
仕事が早ければいいというわけではないんですよ。
介護の現場での主役は障害を抱える高齢者の方々なんです。
それを忘れないでください」

と、理解を示していただいたうえで、きちんと指導してくださるのです。

施設独自の練りこまれた新人教育制度がしっかりしているので、介護職未経験・無資格のボクでも一つずつ学び、ステップアップすることができています。

はやいもので今年で勤続3年目です。

昨年、実務者研修を取得したので来年は国家資格である介護福祉士を受験し必ず取得するつもりです。

そして先の目標として、60~70代でも安定して働き続けることができるケアマネージャーの資格取得を見すえています。

資格を取得しながら着実にステップアップ(収入アップ)していくことができるのが、介護の仕事の魅力の一つでもあります。

世間一般に流れている、『介護業界はブラック』という情報だけに流されずに本当に良かった……心からそう思えます。

幼なじみというだけで、めちゃくちゃ久しぶりに会ったボクの人生相談に4時間もつきあってくれて、介護の道を示してくれた渡邊さんとの出会いには感謝というか、一生の恩を感じていますよ!(笑)」

 

スタバでキャラメルフラペチーノをすすりながら、暗い目で途方に暮れていたNさん。

そのNさんが、ADHDという発達障害を抱えながらも、介護の現場で働き、社会貢献し、活き活きと生きている姿を見ることができ、ボク(渡邊)自身もうれしさがあふれ出るような体験をさせていただくことができました。

Nさんの抱える障害の辛さ・大変さを、ボクは知ることができません。

こんなボクが言っても無責任に響いてしまいます。

ですが当事者であるNさんの体験談はリアルそのものです。

大人のADHDで苦しんでいる方々の救いの一助になることとなれば幸いです。

 

>>Nさんのリアル体験談について詳しく知りたい方は、次の記事【ADHDで転職を繰り返した40代男性が介護の仕事で見つけた生きる道②】をお読みください。
ボク(渡邊)が協力させていただき、できる限り掘り下げ、踏み込んだ体験談に仕上がっています。

>>40代・介護職未経験・無資格の方向けの、介護職専門の転職支援サイトについて知りたいと思われる方は【40代・未経験の方専用|介護職専門転職支援サービスランキングbest4!!】をお読みください。
オススメである各介護職専門の転職支援サイトとその理由、それぞれの提供するサービスの違いについて分かりやすく解説しています。

 

 

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