介護の資格

40代・介護職未経験・無資格の人にとっての「介護福祉士」とは?

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渡邊

お疲れさまです。

40代・「現役」介護福祉士の渡邊です.

この記事では、40代・介護職未経験・無資格の方向けに、

・国家資格である介護福祉士という資格はなんなの?
・取得する必要性、メリットは?
・どうしたら取得できるの?

という疑問をわかりやすく簡潔に解説しています。

 

国家資格「介護福祉士」とはどんな資格なのか?

介護福祉士は介護業界での唯一の国家資格です。

そして、介護の現場で働く多くの方が取得を目指す資格です。

介護福祉士の現場での業務内容は現状では、介護職員初任者研修実務者研修(介護福祉士実務者研修)の資格保有者の方と基本的にかわりません(処遇改善で今後はかわっていく=優遇されていくようです)。

では、なぜ多く方が介護福祉士の取得を目指すのでしょうか?

その理由となる具体的な5つのメリットについて、実体験からわかりやすく解説します。

 

介護福祉士を取得する5つの大きなメリット

1:「資格手当」が介護職員初任者研修や実務者研修よりも高い

 

施設にもよりますが、資格手当として3,000~30,000円(平均は約10,000円)が支給されます。

この手当の額は、現場で働く介護系の資格の中では最も高いです。

ちなみに、ボクの働く介護付き有料老人ホームでの資格手当は17,000円です。

 

2:フロアリーダーに登用され役職手当が付く

 

介護施設でのフロアリーダー(介護職の責任者)となるのは、介護福祉士の方がほとんどです。

実務経験の長い介護職員初任者研修・実務者研修の資格保有者の方よりも、介護福祉士の資格を取得している方がリーダーとなります。

リーダーになるということは、介護職員のシフト作成などの管理職としての業務・責任が加わるということです。

そのことにより役職手当(20,000~30,000円)が付くことになり、給料のUPが望めます。

ボクの働くフロア場合は、優秀な先輩介護福祉士の方々がいらっしゃるため、リーダーの役割はまだ回ってきません。

下世話な話ですが、リーダーの方との夜勤の時に、役職手当についての話題になったところ、「明確な額はいえないけれど……3万弱」といっていました。

役職手当はおそらく27,000~28,000円ぐらいでしょう。

介護福祉士の資格手当(17,000円)と役職手当(27,000~28,000円)を合わせれば、毎月の給料の額が約45,000円UPすることになります。

生活がだいぶ楽になるため、非常に大きな魅力といえるでしょう。

 

3:高待遇な職場に転職できる

 

転職する際にも介護福祉士(リーダー経験)があるということは、非常に大きなメリット・アピールポイントとなります。

より高待遇の職場に転職し、生活の質と安定性を上げるためには、国家資格である介護福祉士の取得は必須であるといえます。

また、施設によっては管理職として介護福祉士資格保有者の求人をおこなっていています。

管理職として採用された場合は、年収は500万円以上という求人も存在します。

介護業界で「介護職員初任者研修」⇒「実務者研修」⇒「介護福祉士」と3~4年間でステップアップしていけば、高待遇の職場で働くことも決して夢ではありません。

 

4:在宅の現場ではサービス提供責任者として働くことができ、独立開業も可能

 

将来的に在宅の現場で働くという選択をする場合も、介護福祉士の資格を取得していれば、ホームヘルパー(訪問介護職員)の管理職といえるサービス提供責任者(サ責)として働くことができます。

サービス提供責任者として経験を積めば、独立して訪問介護事業所を開業することもできます。

 

5:ケアマネージャーの受験資格が得られる

 

40代の方が介護福祉士取得することで得られるメリットの中で、最も重要といえるのが、「ケアマネージャーの受験資格」でしょう。

なぜなら、40代で介護業界へ転職された方が目指すべきゴールは、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格取得であるともいえるからです。

その理由を以下に解説します。

ケアマネージャーの業務内容を簡潔に説明すると「介護についての相談対応・事務業務」です。

ケアマネージャーの資格を取得することによって、肉体労働中心の介護現場での業務から、相談・事務中心の業務へと移行するのです。

2018年以降、ケアマネージャーは無資格では受験ができなります。

40代・介護職未経験・無資格の方が現実的に満たしやすい受験資格として、「介護福祉士として5年以上の実務経験があること」というものがあげられます。

つまり、介護福祉士の資格を取得してから、5年間介護の現場で実務経験を積むことで、ケアマネージャーの受験資格が得られるわけなのです。

 

60代でも介護の現場で働き続けることは可能ですし、実際にボクの勤める介護付き有料老人ホームでも数名の方が働かれています。

しかし、年を追うごとに体への負担は増えていきますし、介護職の職業病ともいえる腰痛に悩まされる確率も年々上がります。

そこで必要となるのが、相談・事務中心の業務内容であるケアマネージャーの資格なのです。

我々40代の世代が60代となるころには、年金の支給は70~75歳まで後ろ倒しにされていることでしょう。

・生きていくために「75歳」まで働き続けなくてはならない。

・年金の支給額にはまったく期待できない。

・超高齢化社会を突き進む日本で介護系の仕事は絶対的に必要。

この現実を見すえたうえで、60代、70代になっても安定して介護業界で働き続けていくには、相談・事務業務が中心となる、ケアマネージャーの資格を取得することは必然といえるのです。

ボクはまだ介護福祉士の資格を取得して2年目のため受験資格はありませんが、いずれは必ずケアマネージャーの資格を取得するつもりです。

 

介護系唯一の国家資格である「介護福祉士」を取得する方法

 

残念なことなのですが、介護職未経験・無資格の方は、すぐには介護福祉士を取得することはできません

国家資格である介護福祉士には、介護職員初任者研修実務者研修とは違い、「受験資格」というものがあるからです。

介護福祉士の受験資格は複数あるのですが、40代・介護職未経験・無資格の方が現実的に満たしやすい受験資格は、

・実務者研修(介護福祉士実務者研修)の資格

・介護職としての実務経験3年以上

この2つになります。

つまり、介護福祉士の受験資格を得るためには、介護職として3年以上働き、実務者研修の資格を取得していることが必要になるのです(実務者研修を取得してから3年、ではありません)。

介護福祉士に年齢制限はありませんので、40代の方でも取得になんの問題もありません。

 

まとめ

介護業界唯一の国家資格である、介護福祉士を取得するためのハードルは少し高いです。

ですが、40代の方が介護業界へ転職し、定年(75歳…)まで安定して働き続けるためには、クリアしなくてはならないハードルであることがお分かりいただけたと思います。

40代・介護職未経験・無資格の方は、すぐには介護福祉士の資格を取得することができません。

しかし、大きな目標の一つとしてとらえ、介護の現場で経験を積みながら学び、ステップアップしていく必要があるのです。

そして、最終的な目標といえるケアマネージャーの取得へとつなげ、60・70代になっても安定して介護業界で働き、生活していけるよう心構えが必要であるのです。

渡邊

しっかりと情報収集をし、着実に学び、ステップアップおしていけば、70代になっても介護業界で安定して働き続けることは十分に可能なのです。

 

 

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