介護の資格

40代・介護職転職組が目指すべき資格「ケアマネージャー」まとめ

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渡邊

お疲れさまです。

40代・現役「介護福祉士」の渡邊です.

この記事では、40代・介護職転職組が最終的に目指す資格といえる、

・「ケアマネージャー」(介護支援専門員)の業務内容とは?
・資格を取得するメリットは?
・どうしたら取得できるのか? 

という疑問をわかりやすく簡潔に解説しています。

 

ケアマネージャーはどんな仕事をするの?

ケアマネージャー(介護支援専門員)は、介護を必要とする高齢者の方やそのご家族が、適切な介護保険サービスを利用できるよう、相談業務、事務(ケアプランなどの書類作成)、各サービス提供業者との連絡・調整などをおこないます。

つまり、ケアマネージャーとして働くということは、身体介護など肉体労働中心だった介護の現場を離れ、相談・事務・連絡・調整を中心とした頭脳労働の現場へとシフトする、といことになります。

 

ケアマネージャーとして働くの3つのメリット

 

1:身体的な負担が少なくなる

 

このことが40代・介護職転職組にケアマネージャーの取得を、最終目標として目指すべきだと勧める最も大きな理由です。

介護の現場は3大介護といわれる「排泄・入浴・食事」介助などの、身体介護がメイン=肉体労働が中心です。

40~50代まではこなすことができても、60代になると厳しくなるといえるでしょう。

しかし、ケアマネージャーの資格を取得すれば、相談・事務・連絡・調整という頭脳労働中心の業務へと移行することができるのです。

しかも、それまでの介護職として培ってきた、知識と経験も十分に生かすことができるのです。

更に付け加えるとすれば、介護職として働くには必然とされる「夜勤」業務がなく、日勤のみということも、体への負担を軽減させてくれる大きな要因といえます。

ボクの勤めている介護付き有料老人ホームでも、60代でも介護の現場で元気に働いている方は数名いらっしゃいます。

これも紛れもない事実です。

ですが、誰もが60代を迎えても、高血圧・痛風・糖尿病などの生活習慣病の一つもなく、体調万全な状態でいられるわけではありません。

生活習慣病以外にも、介護職の職業病ともいえる腰痛・ひざ痛などに悩まされるリスクは、年を追うごとに高まっていきます。

ケアマネージャーの資格を取得することにより、肉体労働中心の業務から、頭脳労働中心の業務へと移行することができるということ。

これは40代・介護職転職組の方が絶対に知っておくべき「事実」です。

 

2:収入のUPが望める

 

厚生労働省の発表によるデータによると、

施設介護職員の平均月収:約22万円

▶ケアマネージャーの平均月収:約26.3万円

ということです。

一概に施設介護職員といっても、施設による給料の差、所有している資格の種類によって額は大きく変わってくるため、おおよその目安としてですが、ケアマネージャーの平均月収の方が4万円以上高いということになります。

ケアマネージャーの資格取得は簡単ではありませんし、仕事が楽なわけでもありません。

ですが、夜勤がなく、身体的な負担が少ない状況で、収入のUPが見込め、年齢制限なく取得でき、60代になっても安定して働き続けることができる明確な選択肢があるということは、40代・介護職転職組には「希望」となる事実であります。

ボクの勤めている介護付き有料老人ホームでも、60代でバリバリ働かれているケアマネージャーの方がいらっしゃいます。

介護の現場経験と知識が豊富な方であり、利用者の方の生活に関する相談に親身になって対応してくださるため、日々の業務の中で利用者の方共々助けとなる存在です。

3:60~70代になっても働き続けることができる

 

上記の「1:身体的な負担が少なくなる」とかぶるメリットではありますが、あえて3つ目のメリットとして挙げさせていただきました。

その理由を解説します。

内閣府は「高齢者の定義」を70歳以上に引き上げることを提案する報告書をまとめ、近く発表することがわかっています。

そのことによって定年が「70歳」になり、年金支給開始は「75歳」になるともいわれています。

我々40代組の定年は70歳以上になり、年金をもらえるのは75歳以上からと考えておくべきです。

超高齢化社会が延々と続く日本において、これは予想ではなく現実となるでしょう。

そのため、「60~70代になっても安定して働き続けることができる」ということは、非常に重要な事柄となってくるのです。

40代・介護職未経験・無資格で介護業界へ転職する方でも、着実に学び、ステップアップしていくことによって、60~70代になっても安定した仕事につき、安定した収入を得続けることは可能なのです。

超高齢化社会を迎えた日本にとって、高齢者の方々と介護系サービス業者との仲介人となる役割を担うケアマネージャーという存在は絶対的に必要です。

そのため、今後も着実に社会的必要性・存在意義が高まっていくことは間違いないでしょう。

 

ケアマネージャーの資格取得方法

 

ケアマネージャーの資格を取得するためのハードルは、正直やや高めです。

そして、以前よりも取得困難になってきている傾向も見られます。

ですが、決して宅建(宅地建物取引士)のような合格率15%という、一部の人しか取得できない難関な資格ではありません

事実、介護業界に入ってから親しくなった、勉強があまり得意ではない高卒の友人や、50代後半のシングルマザーの方も、独学でコツコツと学んで取得しています。

ただし、ケアマネージャーは誰でもすぐに受験できるわけではありません。

介護福祉士と同じように「受験資格」があるのです。

受験資格は複数あるのですが、40代・介護職未経験・無資格の方がステップアップして取得する、現実的な受験資格とは、

・国家資格である介護福祉士の資格取得後、5年間(900日)以上、資格に基づく業務に従事していること(実務経験があること)。

ということになります。

介護福祉士を取得している。

介護福祉士取得後「5年間」の実務経験がある。

この二つが受験資格として必要になるのです。

 

40代・介護職未経験・無資格の方がステップアップしていくうえで、ケアマネージャーの取得まで必要な期間は、

1:介護福祉士の受験資格である実務者研修の取得(実務経験は問わない)

2:介護福祉士の受験資格は「実務者研修の資格取得」と「実務経験3年」

3:ケアマネージャーの受験資格は介護福祉士としての「実務経験5年」

つまり、

約3年+約5年=8~9年の期間は最短でも必要ということになります。

なので、40代で介護職への転職を迷っている方は、なるべくはやく決断をしたほうが良いと思います。

42歳で無資格からケアマネージャーを目指した場合=最短で50~51

49歳で無資格からケアマネージャーを目指した場合=最短で57~58

遅くても60代までには取得可能ではありますが、仕事以外に受験勉強をこなすための気力・体力を考慮すると、介護業界への転職の決断は、できるだけ早い方が良いといえるでしょう。

 

まとめ

40代・介護職転職組が、ケアマネージャーの取得を最終目標の一つとして設定するべき理由をご理解いただけたと思います。

介護業界に転職するということは、定年まで肉体労働中心の現場で働くという選択肢しかない訳では「ない」のです。

最終目的としてあるケアマネージャーの資格を取得することにより、肉体労働から頭脳労働へと移行することができるのです。

渡邊

40代・介護職未経験・無資格から人生の再スタートを切り、年齢相応の、体の状態に合った介護業界で仕事をし続けることができ、60~70代になっても安定した収入を得ることができる「事実」を知っておいてください。

 

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