実務者研修の取得に必要な費用・期間と難易度がすぐにわかる！

 

 

✳「介護職員初任者研修」と「実務者研修」の違いについて知りたい方は【「介護職員初任者研修と実務者研修」最初に取得すべきはどちら？】をお読みください。

 

介護職未経験者にとって「実務者研修」とはどんな資格？

介護職員初任者研修で学ぶ施設・在宅の現場で必要となる介護技術の基礎に加え、実務の現場で生じる様々な問題や出来事に対応するための、幅広い実践的な介護知識と技術を学ぶことができます。

 

更には、医療行為であるため以前は介護職はおこなうことができなかった、「たん吸引」や「経管栄養」についても学ぶことができます。

介護職員初任者研修よりも取得のための難易度は少し上がりますが、決して難しい資格ではありません。

 

受講内容は介護職員初任者研修の内容も含まれているため、介護職未経験の方でも安心です。

実務者研修を取得していれば介護職員初任者研修よりも「資格手当が高く」「アピールポイントとしても強い」ため、高待遇な職場への転職には必須な資格といえます。

 

実務者研修は国家資格である介護福祉士の受験資格として取得が必須（介護福祉士の受験資格として、実務者研修の取得が定められている）であるため、介護業界で仕事をしていくためには必ず取っておくべき資格です。

 

なので、40代・介護職未経験・無資格の方がはじめて取得する資格は、介護職員初任者研修よりも実務者研修の方がオススメといえます。

 

実務者研修の取得に必要な費用・期間と難易度は？

▶費用： 10～20万円

　＝最も多い価格帯：12～13万円

▶期間 受講時間：450時間
　＝最短：6ヵ月

▶難易度 ★★／5段階（取得しやすい）

以下に実務者研修介の取得に必要な費用・期間と難易度について、知っておくべき情報をそれぞれに詳しく解説します。

 

実務者研修取得の「費用」についての解説

 

実務者研修の取得に必要な費用は、受講する学校によって10～20万円の差があり、12～13万円台が最も多い料金帯です。

実務者研修の資格が取得できるのであれば、費用は安い方がいいに決まっています。

 

ただ、費用が安いからには裏があるのではないか……？

と思ってしまいますよね。

10～20万円という10万円の金額差はとても大きいですからね。

 

この料金差に不安を感じている方に一つ言えることは、「受講費用が安いところでも、高いところでも、取得できる実務者研修の資格は同じ」ということです。

では、なぜ、こんなにも料金の差があるのでしょうか。

その理由を解説します。

 

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なぜ受講費用に大きな差があるのでしょうか？その理由とは

1：カリキュラム受講の「通学日数」の違い

実務者研修の資格を取得するには「通学講座＋通信教育」（合計450時間）の受講が基本です。

そして、実務者研修取得のための講座は大きく分けて、

 

ⅰ：通学講座が少ないもの＝通学講座約60時間＋通信教育約390時間＝450時間

ⅱ：通学講座が大部分を占めるもの。

 

の2種類があります。

つまり、費用の差は「通学講座受講時間の違い」として現れるという訳です。

 

ⅰ：通学講座が少ないもの（通学講座約60時間＋通信教育約390時間）

「働きながらのため通学する時間的余裕があまりない……」

「通学する時間的束縛が仕事に支障をきたしてしまいそう……」

 

このような理由から、できるだけ通学する日数が少なく、通信教育で自宅で勉強（レポートの作成など）する時間が多いほうがいいという方には、通信教育メインの学校を受講する方法が適しているでしょう。

 

つまり、約60時間＝6～10日間通学するのみで、実務者研修の資格を取得することが可能なわけです。

 

全受講時間：450時間のうち約60時間のみ通学し、残りの約390時間は通信教育（自宅でのレポート作成など）で学習するというパターンが、仕事で忙しい方には最も取得しやすく、費用を安く抑えることができる方法といえるのです。

 

 

ⅱ：通学講座が大部分を占めるもの

通学しなくてはならない時間的な負担は増えてしまいますが、介護職経験豊富な講師の方々に対面で講義を受け、クラスの仲間と共に学んでいく過程を踏むことで理解と知識の吸収がはやくなることが期待できます。

 

疑問点や理解しにくい点をすぐに質問でき、納得できる回答が得られるということは、学んでいくうえでのモチベーションアップにつながります。

 

ただし、通学講座が多くなるということは、それだけ講座を指導する「講師」の方の人件費が必要となるため、費用が高額になるということになります。

受講費用は15～20万円と高めになってしまいます。

 

また、介護職経験者を対象とした通信教育中心の講座よりも「数が少ない」という難点もあるため、どこで通学講座中心で受講できるのかを知るために、各学校に「資料請求」をして情報収集をしっかりとおこなう必要があります。

 

2：カリキュラム受講日の種類・振り替え対応の違い

料金が安いところはカリキュラム受講日の種類が少なく、受講者は学校側が提示してきたカリキュラムに自身のスケジュールを合わせなくてはいけません。

つまり実務者研修のカリキュラム日程を第一に考えなくてはならない、ということです。

 

その点、受講料が高いところはカリキュラム受講日の種類が豊富なため、Aという日にあるカリキュラムが受講できなくても、BやCという日にカリキュラムが受講できるという、融通が利きやすいのです。

つまり受講者の仕事・ライフスタイルに合わせて受講することができる、ということになるのです。

 

また、実務者研修の受講期間は「最短でも6ヵ月」であるため、仕事が忙しくてどうしても受講日を振り替えなくてはならないということも出てくるでしょう。

その場合に、受講料が安いところは受講日の振り替えが有料で、高いところは無料という場合があります。

 

想定外の数千円の出費は決して安くはありません。

追加料金が発生するなんて全く想定していなかった……と後から後悔しないためにも、必ず受講日振替料の有無、料金について確認をしておきましょう。

 

3：学校の立地（最寄駅からの距離）

駅から徒歩1分というような、駅前ビルの学校は通学に便利ですが、好立地から教室の賃料が高額になるため、受講費用も比例して高くなってしまいます。

駅から徒歩10分程度離れたところの学校は賃料が安いこと以外に、受講料を安くして人集めをおこなわなくてはならないという理由があります。

そのため、価格が低く設定されているという訳です。

 

 

4：受講時期により料金の変動がある

転職活動が盛んになる時期（2～3月・8～9月）は受講生が少なくなる（閑散期）となるため、受講料は安くなる傾向がります。

その理由は、介護業界への転職前に、実務者研修の資格を取得しておきたいと考える方が多いからです。

 

ただ、介護業界の求人は通年みられ、介護職専門の転職支援サイトを利用すれば、時期を問わずに高待遇の職場を探すことができます。

なのでキャンペーン期間などの受講料が安い時期を狙って、資格を取得する方法もありです。

 

 

 

実務者研修の「受講期間」について簡単にわかる解説

 

無資格の状態での実務者研修取得のためのカリキュラム受講時間は、国で定められた450時間です。

そして、最短で450時間受講したとしても、「6ヵ月以上」の期間が必要となります。

 

これは、厚生労働省が国家資格である介護福祉士の受験資格の一つに「6ヵ月以上の実務者研修の修了認定」と定めているためで、どこの学校でも変わりません。

40代・介護職未経験で、働きながら実務者研修の資格を取得しようと考えている方の中には、勤めている会社がブラックで通学する余裕が、時間的にも体力的にも、気力的にもない……という方もいらっしゃると思います。

 

そのような方には、とにかくブラック企業は退職することをオススメします。

生活のためにとガマンして心と体にムチを打ち続け、その結果精神を病み、体を壊してしまってからでは遅いのです。

 

• そんなことは、十分わかってる！
• でもどうすればいいのかわからない！
• 40代の転職は追い詰められてるんだ！
• 無責任なことを言うな！

 

と思われるでしょう。

わかります。

ボクの場合は43歳でブラック企業をリストラされた（黒歴史プロフィールはコチラ）、最悪な状況での介護業界への転職でしたから……。

 

しかし、それでも大丈夫なんです。

転職に強い実務者研修の取得にある「6ヵ月＋450時間」というハードルも、「介護職専門の転職サービス」を利用すれば、なんとかなるんです。

 

派遣スタッフ登録して働くだけで「実務者研修」が取得でき、資格が取得しやすいようにシフト調整も職場と掛け合ってくれる、かいご畑という介護職専門の転職支援サイトを利用するという方法があるのです。

 

しばらくは派遣職員として働くことになりますが実務者研修を無料で取得して、一定期間（半年間派遣先で働けば受講料は全額免除＝受講料無料）働けば、次に高待遇で正社員として勤めることができる職場を、安心してじっくりと探すことができるのです。

 

450時間の受講時間、6ヵ月というハードルが超えられない……

と、高待遇で正社員として働ける、介護の現場をあきらめる必要はありません。

利用できるものは賢く利用して人生の再スタートを切ることは、40代・未経験・無資格からでも可能なのです。

 

実務者研修取得のための「難易度」について簡単にわかる解説

 

実務者研修の難易度は「★★／5段階」と、介護業界で働いていくために必要な資格の中では比較的取得しやすいといえます。

定められたカリキュラム（450時間）を受講すれば、基本的には資格が取得できます。

 

「基本的には」というその理由は、修了試験がある学校もあるからです。

ただし現状としては、実務者研修には修了試験を行う義務がないため、無試験で資格が取得できる学校も多いのです。

 

ちなみにボクの周りでは、実務者研修の修了試験に落ちたという話をきいたことがありません。

• 「でも、試験勉強なんて20年以上してないし……」
• 「仕事が忙しくて、レポートをこなすだけで精一杯……試験勉強をする余裕なんてない……」

大丈夫です。

 

万が一試験に落ちたとしても、合格できるまで繰り返し受験できるので心配いりません。

試験に落ちてしまったため、450時間の努力と、10～20万円の受講料が無駄になるということはありません。

 

まとめ

• 実務者研修の取得に必要な費用には10～20万円の幅がありそれには理由があること。
• 費用が安い学校でも取得が十分可能なこと。
• 資格取得のためには最短でも6ヵ月必要であること。
• 難易度については心配ないということ。

がご理解いただけたと思います。

 

40代・介護職未経験・無資格の方で、働きながら実務者研修を取得することは少しハードルが高いかもしれません。

ですが、可能であるならば介護職員初任者研修を飛ばして、「実務者研修」の資格を取ってしまうことを強くオススメします。

 

その理由は、

・介護職員初任者研修よりも資格手当が高い。

・面接時に強いアピールポイントとなるため、高待遇な職場への転職に有利（介護職員初任者研修は誰でも持っている）。

・介護業界でステップアップ＝収入アップしていくためには絶対的に必要な、国家資格である介護福祉士の受験資格として、実務者研修の資格取得が「義務図けられている」。

・実務者研修のカリキュラムのなかに介護職員初任者研修で学ぶ内容も含まれているため、介護職未経験の方でも安心。

という明確な理由があるからです。

 

介護職員初任者研修は実務者研修よりも簡単に取得することができます。

ですがそれゆえに、「誰でも持っているためアピールポイントとはなりにくく、手当も安い」という面があることも否めません。

 

家庭の事情・経済的な理由などのさまざまなしがらみに縛られた40代の転職。

その状況で実務者研修の450時間・6ヵ月という取得条件はややハードルは高目です。

 

ですが、はじめに実務者研修を取得してしまえば、あとはスムーズにステップアップ＝収入アップの流れにのることができるのです。

でもどこからどうやって手を付けたらいいのかさっぱりわからない……。

そんな八方ふさがりの場合には、介護職専門の転職支援サイト「かいご畑」を利用が非常に便利です。

 

スタッフ登録をすれば10～20万円の受講費用が掛かる実務者研修を「無料」で受講できるのです。

更には、資格が取得しやすいように、施設側とシフト調節の交渉もしてくれるのです。

 

ボクの奥さんもかいご畑のこのシステムを利用して、介護職員初任者研修をとばして実務者研修を取得し、高待遇のデイケアで働くことができています。

 

 

 

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