40代の介護職転職

元TOKIOの山口達也氏×介護業界=Win-Winとなる4つの理由

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渡邊

転職活動お疲れさまです。
40代・現役介護福祉士の渡邊です。

今回の記事では、ジャニーズ事務所を契約解除になってしまった山口達也氏と、介護業界とがWin-Winになるべき関係であるというボクの考えを、誠に勝手ながらまとめさせていただきました。

 

2018年5月6日、山口達也氏が女子高生に対する強制わいせつ疑いによる書類送検(不起訴処分)により、ジャニーズ事務所を退所=契約解除をしました。

山口達也氏は1993年の本格的なTVドラマ出演(『同窓会』)を経て、城島茂・長瀬智也・松岡昌宏・国分太一と共にTOKIOを結成してデビュー以降、46歳の現在まで、ジャニーズ事務所所属のTOPアイドルとして突っ走ってきました。

日本では知らない人の方が少ないぐらいの有名芸能人の一人でしょう。

その功績は誰しもがなしえるコトではありません。

しかしその反面、「芸能界しか知らずに生きてきてしまった」ともいえます。

山口達也氏は今まで努力をして一歩一歩上ってきた梯子を、いきなり自分自身で外すことをしてしまいました。

そして、もう山口メンバーではなく、元TOKIOの山口達也となってしまったのです。

その山口達也氏の人生の再スタートの場として、なぜ介護業界が最適だと思うのか?

それは、

① 介護職未経験でも取得できる資格が2つもあり、その資格を取得してしまえば選べる職場は沢山ある。

② 汗水たらして現場で働いて実績を作ればイメージは180°好転する。

③ ブラックな業界というイメージを払拭するにはスターの存在が必要=介護業界の救世主。

④ 良くも悪くも注目され、これからも需要は拡大していく業界であるため、可能性は未知数=有名人だからゆえの足かせを、むしろ踏み台にして活躍することができる(介護職としてどん底から這い上がった経験を活かし執筆・講演活動など)。

という山口達也氏にプラスとなる明確な4つ理由があるからです。

この4つの理由が納得できるよう、解説したいと思います。

山口達也氏の介護職としての今後を考えることになった理由|元「光GENJI」A氏

ボク(渡邊)自身が48歳と山口達也氏(46歳)と年齢が近いコト、お酒が好きということもあり、今回の出来事は他人事とは思えない「事件」でありました。

ですが、毎日毎日「これでもか!」というぐらいに流される、山口達也氏とTOKIOの4人のメンバーの謝罪会見の映像をみて、正直「もうそろそろいいのではないか……」と思っていました。

しかし昨日、ボクと同じ介護付き有料老人ホームで働く、介護業界歴15年のケアマネージャーのKさんと飲んだ時のこと。

Kさんから、
「今回の山口メンバーの件で思い出したんだですけど、僕が以前介護士として勤めていた老人保健施設に、(元)光GENJIの赤坂くんが職場見学に来たことがあったんですよ」
という話がきかれたのです。

ボクは酔った勢いもあり思わず「えっ!? まじで?」とその話題に喰いつきました。

この記事を読まれている40代のあなたならば、我々の青春時代に爆発的人気があったアイドル、ジャニーズ事務所所属「光GENJI」をご存知でしょう。

ローラースケートを履いて歌い踊る姿(ガラスの10代)は、キラキラと眩しいほどでしたからね。

その光GENJIのメンバーの一人に、赤坂晃さんがいました。

赤坂晃さんは絶頂の人気も影を潜めたころ、2007年・2009年と2回、覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕されてしまったのです。

Kさんによると、
「職場見学に来た赤坂晃さんを見たのは、おそらく2007年の逮捕後に、社会復帰を果たそうと考えられていた頃のことだと思います」
とのことでした。

結果としては、見学に来ただけで面接を申し込まれることもなく、介護の現場で働かれることもなかったようです。

ネットで調べてみたところ、2015年にBSでテレビ復帰を果たしているようですが、2018年現在、赤坂晃さんの姿をテレビで目にすることはありません。

そして、大変余計なお世話だと思うのですが、ボクは強く思ったのです。

赤坂晃さんはあの時に介護業界に足を踏み込んで、地道に汗水たらして働いていれば、今頃は「あの人は今」系のテレビ番組や週刊誌などに取材され、大きな注目を浴びていたのではないかと。

そこから「どん底から介護の仕事で這い上がった私」というような本を書く文筆業、少年院や刑務所・社会復帰を手助けするNPOや市民団体などから声をかけられて講演活動をおこない、見事な社会復帰を果たし、生きていくためには十分な収入を確保できたのではないか?と。

ピンチはチャンス。

老人保健施設に職場見学に来たということは、介護業界で働くことを考えていたということ。

その大きなチャンスを尻込みしてしまうことにより、逃してしまったのではないかと。

なので思うのです。

女子高生(未成年)に強制わいせつ容疑という、イメージが最も重要なアイドルにとってあまりにも大きすぎる罪を犯してしまい、業界最大手ともいえるジャニーズ事務所を契約解除、事実上の「芸能界永久追放」になってしまった山口達也氏には、勇気をもって介護業界に足を踏み入れていただき、汗水たらして働き、社会復帰を果たし、40代での人生の再スタート切ってほしいと。

彼の芸能界復帰が非常に困難だと考える理由|イメージが大切

不祥事をおかしてしまった有名芸能人でも、芸能界にとどまって、再び第一線で働き続けている人はいます。

山口達也氏と同じジャニーズ事務所の先輩である、元SMAPの草薙剛さんは2009年に泥酔が原因と思われる「公然わいせつ罪」で現行犯逮捕されてしまいました。

しかしその後も無事に復帰し、テレビ、舞台、映画と大活躍をしています。

ですが、このような例はマレです。

(元)光GENJIの赤坂晃さんは、2007年・2009年と2回、覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕されてしまい、現在は彼の姿をテレビで目にすることはありません。

2009年に覚せい剤取締法違反で逮捕された「のりピー」こと酒井法子さんは芸能界復帰を果たしていますが、2014年に出演予定だった舞台を辞退してから、現在彼女の様子をマスメディアで見聞きすることはほとんどありません。

また、酒井法子さんの場合、初公判で「介護の仕事を前向きに勉強したい」と言われていましたが、その後さまざまな事情があったためでしょうが、介護の現場では働かれていません。

この言動が、彼女のイメージをさらに悪くしてしまった、世間から叩かれる要因を新たに作ってしまったともいえるでしょう。

 

1980~1990年代にかけてTOPアイドルとして活躍し続け、現在も一流芸能人として芸能界に君臨する、キョンキョンこと小泉今日子さんの数多くの大ヒット曲の中に、1985年に発売されに「なんてったってアイドル」があります。

その歌詞の一節に、

イメージが大切よ 清く・正しく・美しく

というものがあります。

本当にその通りなんですね。

アイドルに求められるものは、清く・正しく・美しいイメージなんです。

不祥事をおかしてしまった芸能人(アイドル)は、この一番重要な「イメージ」を崩してしまったといえるのです。

山口達也氏は不起訴処分になったとは言えども、女子高生という未成年に強制わいせつをしようとしてしまった、相手にPTSD(心的外傷後ストレス障害)にもなりえる恐怖心を与えてしまった・今後の生活を狂わせてしまったという、アイドルにとってあまりにも大きすぎる、イメージを崩壊させてしまう罪を犯してしまいました。

赤坂晃さん、酒井法子さんの覚せい剤取締法違反と同じレベル、いや、それ以上のアイドルとしてのイメージ崩壊なのかもしれません。

山口達也氏には、芸能界復帰への道は残されていないでしょう。

そんな彼に、芸能界しか知らない、他職種未経験な彼にオススメしたい、というか、是非考えていただいたいのが、介護業界への転職なのです。

山口達也氏が実際に介護の資格「介護職員初任者研修」や「実務者研修」を一般人に交じって取得し、介護の現場で入浴・排泄介助をしながら汗水たらして働き、人が寝静まった夜中に疲れた体にムチを打ちながら夜勤をこなしていると世間一般に知られたら、彼のイメージはどう変わるでしょうか?

ある程度の期間、介護業界での勤務実績が必要とはなりますが、今回の件で彼についてしまったマイナスイメージは180°転換し、「過ちを犯してしまったけれど、そこから一生懸命努力して再び這い上がってきた注目すべき元有名アイドル」としてスポットを浴び、介護職以外にも文筆・講演活動などをおこない、活躍することができるのではないでしょうか。

日本人は特にV字回復パターン、人生大逆転パターンが大好きです。

まさにそれに当てはまる「イメージ回復術」といえるのではないでしょうか。

山口達也氏が犯してしまった罪、一人の女子高生という未成年である女性の、心と未来に大きな傷を残してしまったということは、許されるべきことではありません。

ですが、そんな彼にでも、罪を償い、人として、一社会人として生きていく権利はあるのです。

2018年:介護業界の人手不足という現状

山口達也氏と介護職との関係についてもう少し掘り下げる前に、2018年の介護業界の現状について知っておいていただきたいと思います。

ご存知のように、介護業界では慢性的な人手不足です。

それはなぜか。

低賃金+サービス残業山盛り+介護職員使い捨てというような、ブラックな介護施設が存在しているからです。

介護の仕事、職場すべてが「ブラック」なわけではありません。

世間一般に知られていないだけで、利用者(高齢者)の方の過ごされる環境・現場で働く介護職員の待遇を改善しようと奮闘している、ホワイトな施設も確実に存在しています。

手前味噌で申し訳ないのですが、ボクが現在も勤めている介護付き有料老人ホームは、利用者の方々からの人気が高く(ほぼ満室)、高待遇で人間関係も良好な、今までにない働きやすい職場です。

>>高待遇で働きやすい有料老人ホームへ転職【プロフィール後編】

一人で探そうとはせずに、無料で質の高いサポートを受けることができる「介護職専門の転職支援サービス」を利用することにより、ブラックな施設を避け、ホワイトな介護施設に転職する確率を確実に高めることができるのです。

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オススメである各介護職専門の転職支援サイトとその理由、それぞれの提供するサービスの違いについて分かりやすく解説しています。

さらに、介護業界での事件・事故などの不祥事をメディアはこぞって垂れ流します。

なのでブラックではない、普通~ホワイトな環境の介護施設で働いたことがない方は、ネガティブなイメージしかもたないのです。

そんな状況下であえて介護の現場で働きたいと思う訳がありません。

現在でさえ人手不足なのに、日本社会はまもなく2025年問題という避けることができない非常に重い現実に直面します。

2025年問題とは、戦後の日本経済をけん引してきた「団塊の世代」が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という「超」高齢者社会を迎えるという問題です。

あと、たった7年。

つまり、「高齢化比率世界一位」の日本社会には、さらに高齢者の方が増え、介護職の需要がさらに高まるのです。

2025年には38万人もの介護士が不足するといわれています。

この差し迫った厳しすぎる現状に対する政府が出した答えの一つが、介護に関する入門的研修の導入です。

世間一般的には(介護の現場でも)ほとんど知られていませんが、すでに2018年度から導入されているのです。

で、この「入門的研修」とはなにか?

一言でいうと、

超短期間(21時間)で介護の勉強をできる研修(資格?)なのです。

今までは、最も短期間・低価格で介護職未経験者でも取得することができたのは、介護職員初任者研修でした。

介護職員初任者研修の取得には、130時間の講義+実習時間が必要です。

で、入門的研修はたったの21時間……。

圧倒的短期間で取得できてしまう訳です。

しかし、結局は短期間に研修を終えられる「だけ」だと思います。

なぜか。

取得に130時間必要な、介護職員初任者研修は就職・転職に有利には働きますが、次の資格である実務者研修を取得していないと、資格手当も付かず、無資格とほとんど変わらない給料の額というのが現状だからです。

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なのに、介護職員初任者研修よりも下位の資格(研修)を作って意味があるのか……。

政府が考えたことは、

「超短時間で簡単に取得できる下位の介護資格を作れば、わんさかと介護職を目指す人が増えるんじゃないの!?」

という、あまりにも短絡すぎるというか、愚かすぎる考えなのです。

違うんです。

そんなんじゃ、介護職を目指す人たちは増えるわけがないんです。

介護職員の待遇面の向上=賃金の向上が本質的に求められていることなのです。

「入門的研修」の導入を知った現役介護職員からは、

「……こんなんじゃ、介護の現場が抱える問題を何一つ解決できない」

「無能すぎるだろ……」

という声しか聞かれません。

ボク自身も強くそう思います(「アホか……」と)。

一昔前に政府は2000円札を導入しましたが、今現在2000円札を持っている人を見つけるのが難しい(製造中止)のと同じように、大失敗に終わると思います。

介護業界の人手不足打開に対して、こんな政策しか考えられないのでは、一部の優良(ホワイト)介護施設・介護の現場以外は破綻することが目に見えています。

山口達也氏×介護業界=Win-Winになるために

介護業界の低待遇、低評価の現状を根本的に変えるには、「入門的研修」の導入などという小手先の改革ではまったく効果がありません。

もっともっと大きな変化をもたらす「刺激」が必要なのです。

それが、圧倒的な知名度をほこるジャニーズ事務所事務所の元TOPアイドル、山口達也氏の介護業界での活躍なのです。

不祥事をおかして華々しい芸能界から永久追放され、世間的にはブラックといわれ評価の低い介護業界で地道に努力し、その姿が徐々に評価され、やがてテレビや雑誌の取材を受けるようになり、介護業界に関するコラムなどの執筆や、各団体から介護に関する講演をして欲しいという依頼が舞い込み、活動の場が広がり、山口達也氏自身が再び脚光をあるようになる……そして介護業界で働く彼が脚光が浴びるということは、しいては「介護業界全体が注目」されることにつながるのです。

そして山口達也氏の良いイメージが、介護業界全体のイメージアップにつながり、「介護業界で働いてみようかな」という人材が増えるのです。

注目される業界には企業は資金を投資します。

そのことによって、介護業界全体の賃金体系の底上げがおこなわれます。

すると、良い人材も自然と集まってくるため、介護業界全体に好循環が生まれるのです。

介護業界が光を浴び、環境が改善されるということは、我々が「安心して老いることができる」ということにつながるのです。

人間は絶対に年を取ります。
絶対に老いるのです。

そして、生活していくことに人の手が必要となるのです。

長生きすればするほど誰しもが高齢化し「介護」の恩恵を受けなくてはならなくなるのです。

そんな介護の現場が「ブラック」なところだけしかなかったら……最悪な老後だと思いませんか?

我慢して、苦労して、さまざまな人生の荒波を乗り越えて生きてきた先が、姥捨て山のようなところしかない人生って……長生きする価値があるでしょうか?

そんなことにならないためにも、世間一般にしみついてしまった介護業界のブラックなイメージを払拭する必要があるのです。

そしてそのためには、圧倒的な刺激を有した改革をおこなえる「救世主」のような存在が必要なのです。

そんなことを担えるのは、残念ながらごくわずかの人間だけです。

現在も介護業界では高齢者の方々の生活環境の改善、介護職員の待遇改善のために、日夜努力をし続けている方々はたくさんいます。

しかし山口達也氏のようなアイドルとしての実績、知名度がないばかりに、その地道な努力が注目されることはほとんどありません。

この記事を読まれているあなたがまったく知らないように。

山口達也氏にはぜひ介護業界に来ていただきたい。

まだまだ彼自身はアルコール依存症(確定診断は出ていませんがほぼ間違いないでしょう)や世間の目など、これから乗り越えなくてはならない壁がたくさんあります。

とくに日本の社会は、一度ドロップアウトをしてしまうと、再び這い上がるのが難しい社会です。

しかし数年後、彼が再び社会復帰を果たそうと思った時に、介護業界で働く道があるということを知ってほしいと切に願います。

まとめ

職場の友人Kさんとの飲み会で、(元)光GENJIの赤坂晃さんの話が出たことから膨らんだ、暴走的な山口達也氏の介護業界への転身計画。

この記事を読まれた方は「そんなことはあるはずない!」と思われるかもしれませんが、ボク自身は期待しています。

46歳で今まで積み上げてきたものを、すべて失ってしまった山口達也氏。

40代という働き盛りで今まで積み上げてきた実績をごっそりと失ってしまうようすは、リストラや勤めていた会社の倒産などで職をうしなうこととなってしまった、あなたやボク自身に重なる部分が多いのではないかと感じました。

しかし、人生はやり直しがきくのです。

40代ともなると、一般的には35歳転職限界線を大きく超えてしまっているため、転職活動は非常に厳しいのが現実です。

ハローワークに通いつめ、履歴書を何十枚も書き、面接を受けても受けても採用されない、アリ地獄に突き落とされたかのような不安な日々が続きます。

ですが、人手不足の介護業界ならば未経験+無資格でも、ちゃんとした手続きを踏めば、着実にスキルアップ&収入アップをはかれ、人生の建て直しをはかることは十分に可能なのです。

ただし、ハローワークを利用しての転職活動はオススメできません。

>>【注意】介護業界への転職でハローワークはNGな決定的な5つの理由

介護業界未経験+無資格の求人情報に特化しているだけではなく、介護業界でステップアップしていくには絶対に必要な資格「実務者研修」を無料(自身で受講したならば10~20万円の費用が必要)で取得できてしまう、キャリアアップ応援制度のある介護職専門の転職支援サービスである「かいご畑」の利用が賢い選択であるといえます。

>>40代・介護職未経験の転職|かいご畑を知らないと損をする5つの理由

人生で大きな失敗をしてドロップアウトしてしまっても、あきらめなければやり直しはきくのです。

40代でも大丈夫なんです。

むしろ、介護業界では人生経験豊富な40代のマンパワーを必要としているのです。

 

 

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