40代でも高待遇で働きやすい介護の仕事に転職成功！【プロフィール後編】

 

 

40代・未経験・無資格で介護業界への転職を考えている方。

介護業界への転職はいいウワサをきかないので不安な方。

どうやって介護系の転職をするのがbestな方法なのかを知りたい方。

 

そんなあなたが待遇＋環境の良い介護の現場への転職するための、お役に立つことができれば幸いです。

それでは、よろしくお願いします。

 

＞＞関連記事：43歳でリストラ～ブラック介護施設への転職【プロフィール前編】

 

 

46歳で再び介護の仕事に転職を決断

心身ともに限界を感じ、2年半（26ヵ月）で退職願を出したとき、フロアリーダーはボクを引きとめませんでした。

「実はオレも来月でやめると決めてたんだ……」とつぶやきました。

 

最後の夜勤はリーダーとでした。

 

利用者の方々が落ち着いた深夜、ボクたちは転職について腹を割って話し合いました。

40代半ば（当時46歳）では他職種での再就職は非常に厳しいため、次の職場も介護関係を考えていること。

 

心身ともに疲れてしまっていて満足に転職活動ができなく、まだ転職先が決まっていないこと。

焦りだけが募り路頭にさまよっていること。

 

こんな思いを吐き出しました。

 

そんなボクに30代のリーダーは、介護職専門の転職支援サイトがあるということを教えてくれました。

そして転職支援サイトに登録し、一週間もしないうちに条件のイイ転職先が決まったといいました。

 

それは、リーダーが介護福祉士を取得していて介護職歴8年と長く、まだ30代と若いからではありませんか？
というと、

 

「実はこの施設（特養）で介護の現場は3つ目で、次の職場で転職は3回目になる。こんなマイナス要因でも介護求人探しに困ることはまったくないし、40代の介護職への転職希望者も実は多いんだよ」

ということを話してくれました。

 

さらに、介護職専門の転職サイトに登録すれば「無料」で、

・高待遇の「非公開求人」も紹介してもらえる。

・自分の希望にあった施設を紹介してくれる。

・給料や福利厚生面の交渉も「転職アドバイザー」の方が代行してくれる。

という説明を詳しくしてくれました。

 

ボクは介護職専門の転職サイトの存在について無知であったため、目からウロコが落ちるとはまさにこういうことなんだと思いました。

 

夜勤から帰宅後、クタクタなため若干ハイな状態でパソコンを立ち上げて介護職専門の転職サイトについて調べました。

その時の正直な感想は「思っていたよりたくさんあるんだなぁ……」ということです。

 

リーダーが「サイトは一つや二つじゃないから、自分に合った転職サイトを見つけることが重要」といっていたことを思い出しました。

仮眠をとって昼過ぎに起きだして、夕食前まで介護職専門の転職サイトについて徹底的に調べました。

 

体は疲れているのに、頭は冴えていました。

それは、今度の転職では絶対に失敗をしたくないという思いが強く強くボクのなかにあったからです。

 

そして、とりあえず登録するサイトを3つに絞り込み、発泡酒を飲みながら夕食をたべ、久しぶりに爆睡の海の中に落ちていきました……。

 

はじめて知った「介護付き有料老人ホーム」という選択肢

 

 

今回の転職では絶対に後悔をしたくなかったため、徹底的に情報収集をして比較検討をするべく、3つの介護職転職支援サイトに登録をしました。

 

サイトに登録すると電話連絡があるため、そこで「電話で転職希望条件を相談する」か「面談をしながら相談する日時の決定」を行いました。

 

電話連絡後どのようにして転職支援（電話のみor電話＋面談）をしてもらうかは、登録サイトによって異なります。

 

面倒ではあっても、介護専門転職支援サイトが運営する就職支援センターにおもむき、実際の資料を見せてもらいながら面談をして相談したほうが、結果的にはスムーズに転職活動ができます。

 

登録した3サイトのそれぞれの人材コーディネーターの方々と相談し、「この人の紹介する職場なら間違いないだろう」と思われたかいご畑のコーディネーターの方一人に絞りました。

 

その方に決定した理由は、転職で失敗したくないという思いが強いため、細かい部分までくどいほどに質問・相談をしまくっても、決して不快な思いを感じさせることなく、知識と経験から適切なアドバイスをしてくれたからです。

 

その方に紹介してもらった、一押しの施設「介護付き有料老人ホーム」へと面接にいくことに決定しました。

 

なぜ一押しなのか理由をきくと、待遇面でボクの求める条件をクリアしているだけではなく、施設の雰囲気もとてもいいからということでした。

 

待遇面は書面でわかるとしても、職場の雰囲気は実際にコーディネーターの方が現場に足を運んでいないとわかりません。

 

自分で申し込んで見学することもできますが、正直手間がかかります。

また、求職者と施設側との予定を調整し、面接の日時の決定もコーディネーターの方がしてくれるので安心です。

 

面接にも同行してもらいました。

面接時間は前回（10分前後）よりもはるかに長い時間（1時間弱）でした。

面接官はホーム長、事務長、介護課長の3人でした。

 

コーディネーターの方とじっくり話し合って決めた希望の労働条件は、

・支給額：27万円（基本給18万円＋諸手当）

・ボーナス：夏冬合計で基本給の4ヵ月以上

・サービス残業は10時間以内

・年間休日数112日以上

・夜勤の回数：一月4～5回

・有休は常識の範囲内で使用できる。

というものでした。

 

コーディネーターの方に施設側と交渉していただき、これらの条件をすべて受け入れていただくことができました。

 

そして無事に入職が決まり、現在勤続2年目を迎えています。

勤めている介護付き有料老人ホームは待遇面だけではなく、職場環境もよいため非常に働きやすいです。

 

どのように働きやすいのか具体例をあげますと、

・介護施設としてはめずらしく男女比率が4：6と男性も多い。

・勤続5年以上の方も多く、業務について相談できる先輩が多いため心強い。

・介護職員の年齢層は10～50代がバランスよく偏りがない。最も多いのは30代後半か40代後半の男女。職員の平均年齢は40代前半。

・全介護職員の責任者である介護課の課長（40代男性）は気さくで話しやすく、利用者の方々からの人気も高い。

・施設は広すぎず、狭すぎず、移動導線もムダがない作り。

 

介護施設の作りって軽視されがちですが結構重要です。

忙しい介護の現場であるため、移動にムダな時間と労力をかけたくはないのです。

 

それに、広すぎると移動するだけで疲れてしまいます。

介護施設で働かれたことがある方はよくわかると思います。

 

・毎月フロアごとの担当制で勉強会が実施される。
以前勤めた施設では勉強会はありませんでした。

仕事で疲れるため勉強会の参加を面倒くさいと思う方も多いでしょうが、参加してみて良かったと思うことが多いです。

 

・勉強会に参加することの副産物として、他のフロアの方と交流がもてる。
顔見知りになり食堂や廊下で顔を合わせたときに明るくあいさつがし合えるだけで、疲れた気持ちが軽くなります。

 

・職員同士の親睦会（BBQや飲み会）が2～3か月に一度催され、適度な交流がおこなえる。
正直、休日に参加するのは面倒だなぁ……とも思うのですが、仕事場以外でいろいろと話すことによって親しくなり、結果的には仕事がしやすくなっている（仕事のヘルプを頼みやすい・家庭の事情による休日などのシフト変更を依頼しやすい等）ということを実感しています。

 

このような、以前勤めた施設ではなかった「働きやすさ」です。

ボクはこの施設に勤めて2年目になります。

 

働きやすい環境で資格取得の勉強にも専念することができたため、念願の国家資格である介護福祉士の資格を取得することができました。

 

次はケアマネージャーの資格取得を目標に、この介護付き有料老人ホームでステップアップをしていくつもりです。

 

ブラックな職場だけではない！40代後半で出会えた介護職という天職

 

介護の仕事は決して楽ではありません。

ですが、以前勤めていたブラック施設に比べれば、現在勤めている介護付き有料老人ホーム（高級有料老人ホーム）は介護職が天職と思える職場です。

 

人生の大先輩である高齢者の方々と「介護」を通して関り、収入を得ながら人生について学ばせていただく毎日です。

 

介護職として働くからといって、特別に高齢者の方が好きである必要はありません。

 

高齢者の方と意識する必要はなく「人」として関わればいいだけのことなのです。

難しく考える必要はありません。

 

介護施設のなかにはブラック施設があることも事実です。

これはボクが身をもって体験しています。

 

ですが、ブラック介護施設ばかりではないことも事実です。

 

テレビやネットなどのメディアでは、介護職のネガティブな面ばかりが強調されていて、「介護職はブラック」というような風潮になってしまうことも、仕方がない部分も確かにあります。

 

ですが、そうではない部分があることも事実なのです。

 

2025年には団塊の世代の方々が後期高齢者（75歳）となります。

日本は超高齢化社会の道を突き進んでいくため、まだまだ介護職の需要は絶対的に高い状態です。

 

そのため、介護職の給料・福利厚生などの処遇面の改善も望める、というか、改善しなくてはならなくなるでしょう。

介護職の給料は確かに高くはありません。

ですが、夫婦共働きならば十分生活していけるレベルです。

というか、一部の富裕層以外は介護職ではなくても夫婦共働きが当たり前です。

 

介護職は家族を養えないという説が当たり前のように語られていますが、贅沢さえ望まなければ夫婦共働きで普通の生活は十分にできます。

 

実際にボクたち夫婦以外にも、職場には子供が2～3人いる方が共働きで普通の生活をしています。

これは紛れもない事実です。

 

介護職の給料は高くはないけれど、そんなに待遇が悪い施設ばかりではない、ということを知っておいてほしいと思います。

ボクは資格を取得してステップアップを図りながら、今後も介護業界で働き続けていきます。

 

 

＞＞介護職専門の転職支援サイトを利用し、転職に成功した経緯について詳しく知りたい方は【40代・介護職未経験・無資格の転職に「かいご畑」が救いとなる明確な理由】をお読みください。

 

40代・介護職未経験・無資格での転職組の方の抱えている厳しい現実への共感を込めて、明るい未来へのすすみ方の一つの方法論を示させていただきました。

 

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