転職活動お疲れさまです。
40代・現役介護福祉士の渡邊です。
この記事では、介護職の中でも特に稼ぐことができる(月給38万円以上)、夜勤専門(夜勤専従)の派遣という働き方について解説しています。
世間一般には「介護職=低賃金」というイメージが刷り込まれてしまっています。
しかし、「働き方」によっては介護職でも月給38万円以上を稼ぐことが可能なのです。
その一例として、ボク自身も目からウロコだった、派遣+夜勤専門の介護職員という働き方があるのだということを、この記事を読むことによって是非知っていただきたいと思います。
>>夜勤専門の介護職員として働く40代・女性のリアルな体験談を読みたいと思われる方は【40代の介護職員でも月給35万円以上稼げる「夜勤専従介」という働き方】をお読みください。
派遣+夜勤専門(夜勤専従)という働き方
有料(有料老人ホーム)・老健(老品保健施設)・特養(特別養護老人ホーム)などの介護施設での一般的な勤務は、早番・日勤・遅番・夜勤というシフト勤務が基本です。
日勤のみのデイケア・デイサービスで働く方以外は、派遣・正社員ともこのようにして働いている方がほとんどです。
ですがこのような一般的な働き方以外に、「派遣+夜勤専門」として働き、月給38万円以上を稼いでる人もいるのです。
(注)ちなみに、ここでいう夜勤とは勤務時間16:30~8:30などの16時間労働(うち休憩:2時間)のところを指します(短時間の8時間夜勤は除きます)。
夜勤専門の派遣介護職員の日給をご存知ですか?
相場として多いのは22,000~28,000円です。
施設によってはこの額以下もありますが、35,000円以上というところも最近は増えてきています。
35,000円×夜勤:11回/月=385,000円
この金額を介護職として稼ぐことが、決して夢や理想ではないのです。
特養(特別養護老人ホーム)の夜勤などの場合は、介護度の重い利用者の方々を、数多く担当しなくてはならないため大変ではあります。
ですが、小規模の有料老人ホームなどの場合は介護度が低い(自立度が高い)利用者の方がほとんどで、少数の利用者の方々を担当するため、負担は大きくありません。
また、派遣ならば万が一ブラックな施設に当たってしまったとしても、2~3ヵ月で他の施設に移ることができるので安心です。
副産物として、夜勤時には職員の本音がきけるため、高待遇で働きやすいと思った施設では職員の方々から内情について情報収集をおこない、その結果に納得できると思ったならば、「正社員」としての採用を希望し安定して働くという方法も可能です。
夜勤専門の介護職として働くデメリット
高給で魅力の多い夜勤専門(夜勤専従)という働き方ではありますが、デメリットがあることも事実です。
具体的には、
1:正社員の募集が少ない
正社員として働きたい場合は、早番・日勤・遅番・夜勤のシフトに沿って働くけることが条件であるところが多いです。
夜勤専門の場合は、派遣・パートという雇用形態の場合がほとんどなので、日給(時給)はいいのですが、ボーナスは基本ありません。
ただ、ボーナス(賞与)に関しては、本来もらっているべき金額を「ボーナス」という形で、後からもらっているということなので、それほど気にする必要は無いといえます。
あとは、介護業界では「派遣切り」ということもほとんど聞かないので、派遣社員だから雇用が不安定……ということも、それほど気にする必要はありません。
2:夜勤が苦手な人は体調を崩しやすい
夜勤専門(夜勤専従)で働く場合、30万円以上稼ぎたい場合は一月に9~10回は夜勤をおこなう必要があります。
そうなると、生活のリズムは夜型になります。
この生活パターンに慣れることができない人は、風邪をひきやすい、肩こりがヒドイ、生理不順などの体調を崩しやすくなります。
ただ、夜型の方、夜働くことにあまり抵抗がない方には、早番~夜勤というシフト勤務で日により起床時間が異なってしまうよりも、夜勤のみのパターンで生活のリズムが乱れないため、体調が崩れにくいということも事実です。
3:家族や友人と生活パターンが合わない
一般的に人は朝方で社会生活を送っています。
夜勤専門の介護職という、家族や友人が活動をしているときに眠り、寝ているときに働くという生活パターンとは異なります。
なので、子供の行事への参加や、週末の家族でのお出かけ、友人とのお食事会や飲み会に予定を合わせづらいということがあります。
ただ、稼ぎは若干減ってしまいますが、夜勤を9回/月に設定すれば一週間に2回だけ夜勤をすることになるため、週末やお子さんの行事の時のみは朝方の生活で過ごすということも可能です。
4:責任ある仕事を任せられない=やりがいを感じられない人もいる
派遣+夜勤専門で働く場合、各種委員会への参加や季節ごとのイベント準備の必要が基本ありません。
また、責任をもって担当する利用者の方をもって、施設サービス計画書の作成に参加するということもありません。
つまり、仕事内容は「身体介護」が大部分を占めるのです。
人によっては、そこに「やりがいを見いだせない……」と感じてしまう人がいらっしゃるかもしれません。
夜勤専門の介護職として働くメリット
派遣+夜勤専門で働くメリットは、3万円以上という高い日給を稼げるというだけではありません。
上記に挙げたデメリットを補って有り余るメリットがあるのです。
1:万が一ブラックな施設に当たってしまっても短期間で次に移れる
派遣+夜勤専門で介護職として働く上での高待遇以外の一番のメリットとは、次の職場に簡単&スムーズに移りやすいという点です。
夜勤の大変さは勤務する施設によって「雲泥の差」があります。
実際、ボク(渡邊)がはじめて勤めた特養(特別養護老人ホーム)での夜勤は、毎回燃え尽きるほどの忙しさでした。
その理由は、介護度の重い認知症の利用者の方がたくさん入所されていたからです。
しかし、転職先であり、現在も勤めている介護付き有料老人ホームは、介護度が軽い利用者の方のみなので、特養時代と比べるととても静かで平穏な夜勤です。
休憩時間には資格の勉強ができてしまうほどです。
なので、万が一ブラック施設に派遣されてしまったとしても、希望を出せば2~3ヵ月で次の職場に移ることができますし、次の仕事探しに困ることもありません。
勤務期間を選ぶことができ、次の仕事探しに労力を割く必要がない。
これは非常に大きなメリットです。
2:人間関係が限られている
早番・日勤・遅番の勤務では、複数の介護職員と連携して、その日その日のメンバーの空気を読みながら仕事をこなさなくてはなりません。
ですが、夜勤ならば1名~3名(介護職2名+看護師1名)での勤務なので、少ない人間関係で済むのです。。
また、フロアのリーダー(主任=上司)との関りも、ごく限られた時間で済ますことができます。
介護業務以外のわずらわしさに振り回されたくない、面倒な人間関係に巻き込まれたくないという方には、理想の働き方の一つであるといえます。
3:夜勤のみなので生活のリズムが崩れない
夜働くことにあまり抵抗を感じずない方は、夜勤のみという働き方の方が生活のリズムが崩れず働きやすい言われます。
早番・日勤・遅番・夜勤という、日によって起床時間が異なるよりも、「夜勤のみ」の方が生活のパターンが同じなため、身体が慣れてしまうのです。
ある一定数存在するといわれている「夜型」=やむを得ず夜働く必要がある、生活が乱れて昼夜逆転してしまっているという理由ではなく、「夜に活動することが適している体のつくりの人」=は、一般的に「朝方の方が生産性が上がる」という考えは当てはまらないのだそうです。
そのような人=昼間はだるく、あまりやる気が出ないけど、夜になると元気がでるという方は、その体質を活かす働き方として、夜勤専門の介護職はピッタリといえます。
4:平日の昼間の時間を有効活用できる
平日の昼間の時間帯を私用にあてることができるため、なかなか時間を割くのが難しい「役所や銀行関係」の用事を焦ることなく処理することができます。
また、世間一般の人々があくせく働いている時間帯にカフェでのんびりとお茶を飲んだり、夕方や週末には激混みの人気映画を、すいている昼間の時間帯に悠々と観ることもできます。
シングルマザーやシングルファザーの方は、一人親で仕事+子育て+家事全般をこなさなくてはならないため、平日の昼間の時間帯を有効活用できる「夜勤専従の介護職」という働き方は、お子さんが大きくなるまでの働き方の一つとしてアリでなのではないでしょうか。
5:入浴介助やレクリエーションがない
3大介護(入浴介助・排泄介助・食事介助)のうち、最も体力を消耗する「入浴介助」をおこなう必要がありません。
一部の例外を除き、夜間帯に入浴をされる利用者の方はいらっしゃらないからです。
レクリエーションもおこなう必要がありません。
夜間帯にレクは必要ないからです。
レクリエーション(レク)は介護職として重要な仕事の一つではありますが、「向き・不向き」が強く表れやすい部分でもあります。
人を楽しませること、人に楽しんでいただくことが得意な方は苦にはなりませんが、比較的まじめでおとなしい性格の方には、レクが苦手……という方が多いようです。
入浴介助とレクリエーションをできるならば避けたいという方には、非常に助かる介護職としての働き方です。
6:希望休がとりやすい
シフト勤務の正社員の場合、他の職員とのシフトの兼ね合いをみながら、業務に支障をきたさないよう、人間関係が悪くならないよう、気を使って希望休を出す必要があります。
なので、「この日は用事(子供の行事など)があるので休みたかったけど、先に他の人が希望休を入れてるから無理だ……」と、諦めなくてはならないことがしばしばあります。
ですが、派遣+夜勤専従の場合は、希望勤務日を優先してもらえる傾向があります。
子供の行事に合わせて休みがとりやすいということは、夫婦共働き・シングルマザー・シングルファザーの方にとっては有難いことですよね。
また、夜勤の回数にもよりますが、シフト勤務の正社員の方よりも連休がとりやすいためゆっくりと休め、疲れが残りにくいという点も大きなメリットですね。
7:穴場的な求人が多い
派遣+夜勤専門の介護職としての働き方の最大の魅力は、「高待遇な求人が多い」ということです。
穴場求人では一夜勤で3万円以上稼ぐことができます。
しかも、その穴場が少数ではないのです。
もはや穴場とは言えないレベルといっていいでしょう。
それはなぜでしょうか。
理由は、「夜勤は苦手」と思う介護職の人が多いからです。
それはなぜか?
基本的に早番・日勤・遅番という昼間の業務は、「8時間労働」だからです。
つまり、短時間夜勤(8時間)を除き、夜勤は基本的には勤務時間16:30~8:30というような16時間労働(休憩2時間)であるからです。
・夜勤は長くてイヤだ。
・生活のリズムが乱れるからイヤだ。
・(女性の場合は)肌が荒れるからイヤだ。
などという意見がきかれます。
ですが、夜勤専門として働けば、16時間労働(休憩:2時間)が普通になり、生活のリズムも乱れません。
なので、一歩踏み込んで「夜勤専門(夜勤専従)」の介護職としての働き方に絞ると、高待遇(日給35000円以上=ちなみに、ボクが見たことのある最高日給は35,652円です)で、忙しくない介護の現場で働き、月給38万円以上稼ぐことが可能なのです。
パワハラ・リストラ・倒産などのやむを得ない事情があり、40代で転職。
なおかつ、借金・子供の学費・親への仕送りなどで、ある程度の額は稼がなくてはならない……という方には、ぴったりな働き方=派遣+夜勤専門の介護職といえるのです。
効率よく夜勤専従で稼ぐために「絶対」に注意しなくてはならない1つのポイント
さまざまな事情があって40代で介護職に転職し、稼がなくてはならない方にとって救いとなるのが「派遣+夜勤専門(夜勤専従)」の介護職という働き方です。
ですが、注意しなくてはならない点が1つあります。
それは、「介護職未経験・無資格でいきなり夜勤専門の介護職として働くのはオススメしない」ということです。
ぶっちゃけ、夜勤専門の介護職員は引く手あまたなので、「未経験」でも働くことはできます。
ですが、
・未経験で人手が少ない夜勤をおこなうのはリスクが高すぎる。
早番~遅番の時間帯は多くの職員がフロア内で働いているため、事故が起こりそうなとき、事故が起きてしまった時、介護が大変な利用者の方がいる時には、助けを求めることができます。
ですが、夜勤は基本2名勤務か、グループホームなどの小規模なところでは1名で勤務を行わなくてはなりません。
夜勤帯は日中の時間帯のように利用者の方が活動しているわけではありませんが、事故が起きてしまうリスクがないわけではありません。
万が一の時に対応できるスキルを身に着けてから夜勤専門に転身する方が、利用者の方・自身の安全を守るためにも適切であるのです。
・日給2万円以下という低待遇になってしまう。
稼ぐために夜勤専門で働こうと決断をしても、日給2万円以下では意味がありません。
経験を積むごとに日給は上がっていくとはしても、そのスピードはゆっくりです。
でしたら、派遣で半年~1年ほど一般的なシフト勤務で経験を積み、介護職としてのスキルを身いつけ、それから働きながらじっくりと「日給3万円以上の高待遇」の求人を探すのです。
慌て探すと、ブラック施設につまづいてしまうリスクも高いです。
一見遠回りのようにも思えますが、手順を踏んだ方が結果的には安全に稼ぐ道へと繋げることができるのです。
いきなり「未経験」で夜勤専門介護職員として働くことは、このような大きなマイナス要因を背負うことになってしまいます。
では、どうしたらいいのでしょうか?
理想の形としては、まずは介護職専門の転職支援サービスの一つであるかいご畑に登録し、派遣介護職として半年~1年働くのです。
「ん? なんでかいご畑指定なんだ?」
と思われますよね?
これには納得できる理由があるんです。
理由①:かいご畑は「未経験+無資格」の求人情報に特化している
超高齢化社会を迎えた日本では高齢者施設が現在も増え続けていて、その数はコンビニの3倍にも上ります。
そのため、介護職の人材確保に各施設は奔走しているため、介護職専門の転職支援サービスも続々と増え続けています。
数ある介護職専門の転職支援サービスですが、多くは「介護職未経験は対象」ではあっても、「無資格の人は対象外」というサービスがほとんどです。
ですが、かいご畑は「未経験+無資格」の求人情報取り扱いに特化していて、利用した57%もの人が無資格からの転職成功組なのです。
「40代後半……35歳転職限界線をとっくに過ぎてしまっていて、なおかつ未経験+無資格じゃ、人生終わったな……」
と落ち込むヒマがあったら、かいご畑に登録し、人生をもう一度仕切りなおすチャンスをつかむべきなのです。
理由②:働きながら転職に強い資格である実務者研修を「無料」で取得できてしまう、「キャリアアップ応戦制度」がある。
介護職未経験でも取得できる資格は、2018年現在、
・入門的研修(2018年度から導入)
・介護職員初任者研修
・実務者研修
の3つがメインです。
この3つの資格の中で、転職に強く、資格手当ももらえるのが「実務者研修」です。
ですが、一般的な方法での取得ですと10~20万円の受講費用が必要になってしまいます。
「10~20万円……経済的負担がデカすぎる……」
そう思ってしまいますよね。
ですが、かいご畑に派遣社員登録をすれば、この実務者研修の資格が無料で取得できてしまうのです。
しかも、派遣先もかいご畑の専属のキャリアアドバイザーが紹介してくれるので、仕事探しの手間も省けるのです。
無料で実務者研修の資格を取得できて、仕事探しにも困らない。
これが、40代+未経験+無資格という、厳しい状況に追い込まれてしまったあなたにこそお勧めできるかいご畑の理由なのです。
実務者研修の取得で介護の知識を得て、一般的な早番・日勤・遅番・夜勤の派遣で6ヵ月~1年ほど経験を積むことで介護職としてのスキルを身につけ、万全な体制で「派遣+夜勤専門」の介護職として働くことによって、安定して月給38万円(日給35,000円)以上稼ぐことが現実となるのです。
>>かいご畑について詳しく知らないと、安易には利用できない……という方は【40代・未経験・無資格の方がかいご畑を知らないと損をする5つの理由】をお読みください。
実際にかいご畑を利用して転職に成功した経験談をもとに、噛み砕いて解説しています。
>>無料で実務者研修の資格が取得できてしまう「キャリアップ応援制度」について詳しく知りたい方は【介護職転職サイトかいご畑を実際に利用してわかった4つの真実④】をお読みください。
実際にキャリアアップ応援制度を利用した体験談を紹介しています。
>>介護職専門の転職支援サービスって利用したことがないから、どんな感じかわからないので不安……という方は【知っておくべき!介護職専門の転職支援サイトの8つ基本サービス】をお読みください。
まとめ
世間一般では低賃金といわれる介護職。
ですが、派遣+夜勤専門(夜勤専従)の介護職という働き方をすれば、日給35000円以上×11回/月=月給38万円以上稼ぐことができるのです。
子供の学費を稼ぐために、借金を返済するために、一定期間ある程度まとまった額を稼がなくてはならない方には理想の働き方の一つでしょう。
「短期間で稼ぎたいのであれば、期間工という方法がある」
と思われるかもしれませんが、それでは将来に生かせる「実務経験+スキル」が身につきません。
派遣+夜勤専門の介護職であれば、働いた期間だけ実務経験として加算されます。
この実務経験が3年となれば、国家資格である「介護福祉士」の受験資格を得ることができます。
介護福祉士を取得してしまえば、「1~3万円の資格手当」がのぞめますし、政府は介護職員の処遇改善の一端として、10年以上働いている介護福祉士には「8万円」相当の賃上げを検討しています。
また、介護福祉士として5年の実務経験を積めば、介護の現場を離れ「事務+相談業務」中心として働ける、ケアマネージャーの受験資格を取得することができます。
現在40代の我々の世代は、年金受給開始は70~75歳に後ろ倒しされることは確実です。
ということは、70代になっても働き続けなくてはならないという現実に、直面しなくてはならないのです。
50代でケアマネージャーの資格を取得しても、決して遅くはないのです。
ただし、派遣+夜勤専門の介護職の介護職として働く場合、未経験+無資格では稼ぐことができませんし、リスクが高すぎます。
介護職専門の転職支援サービスである「かいご畑」に登録し、一般的なシフト勤務で介護職としてのスキルを磨きつつ、実務者研修の資格も取得してしまうというのが、もっとも安定して稼ぐための近道なのです。
「介護職は稼ぐことができない」
という凝り固まった古い考えは捨てて、新しい第一歩を踏み出してみませんか?
>>現役で「派遣+夜勤専門」の介護職として働く40代女性の体験談を知りたい方は【40代の介護職員でも月給35万円以上稼げる「夜勤専従介」という働き方】をお読みください。