転職活動お疲れさまです。
40代・「現役」介護福祉士の渡邊です。
この記事では、40代・介護職未経験・無資格の方がかいご畑独自のサービス内容を知らずに漠然と利用しても、転職活動を成功させることができない3つの理由を明らかにしています。
40代・介護職未経験・無資格での転職組のあなたが、数ある介護職専門の転職支援サイトの中から、かいご畑を選んだことは間違ってはいません。
ですが、選んだのには理由がありますか?
かいご畑が提供するサービス内容を理解して選びましたか?
「なんとなく、良さそうだから……」という感じではありませんか?
35歳転職限界線をはるかに超え、40代で転職に踏み切るということは深く重い理由があるからでしょう。
40代で転職の荒波に飛び込んだあなたの覚悟をムダにしないよう、かいご畑の提供する独自サービスの内容を正しく理解してから利用し、転職成功の権利を勝ち取れるよう解説します。
① かいご畑の取り扱う求人の「種類」と「量(数)」についてご存知ですか?
かいご畑の取り扱う求人の「種類」について
かいご畑の取り扱う求人は、一般的な介護職専門の転職支援サイトとは異なります。
異なる点は、「無資格」の方に特化した求人を多く取り扱っているということです。
他の介護職専門の転職支援サイトでは、「介護職未経験」対応の求人は取り扱っていても、「無資格」の方に対応した求人は多くはありません。
ですが、かいご畑は公式ホームページ上でも謳っているように、「当社を利用いただいた方は、なんと49%が無資格スタートです!」ということなのです。
つまり、多くの無資格の方がかいご畑を利用してから介護業界への転職を果たしている=無資格の方でも求人に困る確率は少ない、ということなのです。
ちなみに身近でも、ボクの奥さんY子さん(40代前半)と、ボクの勤める介護付き有料老人ホームの同僚Sさん(男性:40代前半)の二人は、無資格の状態でかいご畑を利用し、無事に転職に成功しています。
(注)ボクの身の回りだけではなく、介護業界全般で40代の方が多く働かれています。
介護労働安定センターによる「介護労働実態調査結果」では、介護職員の平均年齢は43.2歳となっています。
介護の現場では40代のマンパワーが必要とされているのです!
ボクとY子さん、Sさんが実際にかいご畑を利用した体験談について詳しく知りたい方は、
⇒【介護職転職サイトかいご畑を実際に利用してわかった4つの真実①】をお読みください。
3人のリアル体験談は密度の濃いものとなっていますので、かいご畑の利用を考えている方は是非参考にしてみてください。
かいご畑の取り扱う求人の「量(数)」について
かいご畑の取り扱い求人数は年々伸びており、現在では10,000件以上の求人を取り扱っています。
10,000件以上!といわれても、介護業界への転職経験のない方には多いのか少ないのか、正直わかりませんよね。
取り扱い求人数としては決して少なくはありません。
ですが、介護職専門の転職支援サイト業界では最大手のスマイル SUPPORT 介護と比較すると、少ない求人数であることは否定できません。
なので、かいご畑を利用しての都市部での求人には困ることはありませんが、地方によっては求人数が少ない……ということもあり得るので注意が必要です。
かいご畑の取り扱う求人には「無資格の求人に特化している」という、40代・介護職未経験・無資格の方にとって利用する大きなメリットがあります。
ですが、取り扱い求人数は業界最大手の(※)スマイルSUPPORT介護と比べると少ないため、地域によっては求人数が限られてしまうというデメリットもあるということを知っておく必要があるのです。
(※)スマイルSUPPORT介護では無資格の方の求人に対応していないわけではありませんが、特化はしていません。
>>かいご畑以外の介護職専門の転職支援サイトについて詳しく知りたい方は【介護職専門の転職サービスを絶対に失敗せずに利用する3つの方法】をお読みください。
転職希望条件ごとに最適な介護職専門の転職支援サイトを解説しています。
次に、40代・介護職未経験・無資格での介護職への転職を考えている方の救いとなる「キャリアアップ応援制度」について、利用するうえでの4つの注意点という視点から解説します。
② キャリアアップ応援制度を利用するうえでの4つの注意点
スタッフ登録することによって、自身で学校に通うならば10~20万円もの受講費用が必要となる「実務者研修」という介護の資格。
この実務者研修が「無料」で取得できてしまうのが、かいご畑が提供する独自のサービスである「キャリアアップ応援制度」なのです。
実務者研修という資格は、介護業界でステップアップしていくためには絶体的に必要(国家資格である介護福祉士の受験資格に実務者研修の取得があります)であり、転職に強い資格なのでまず取得すべき資格です。
40代・介護職未経験・無資格での転職組の救いとなる、「キャリアアップ応援制度」ですが、利用するうえで知っておかなくてはならない4つの注意点があります。
それは、
・派遣か紹介予定派遣としてかいご畑にスタッフ登録する必要がある
・半年間働く必要がある
・実務者研修が中心
・教科書代が必要
の4つです。
この4つの注意点についての理解は、あなたの転職活動の成功を左右する重要なことですので、以下の解説を是非お読みください。
1:派遣か紹介予定派遣としてかいご畑にスタッフ登録する必要がある
キャリアアップ応援制度を利用するためには、派遣か紹介予定派遣としてかいご畑にスタッフ登録する必要があるのです。
つまり、正社員としての転職を希望し、正社員として採用された場合は、キャリアアップ応援制度は利用できないのです。
「えっ!? 正社員じゃだめなのかよ! 意味ねぇ~よ!」
と思ってしまい、思考停止してしまったあなた。
ちょっと待ってください。
キャリアアップ応援制度を利用するために正社員としてではなく、派遣か紹介予定派遣として働くメリットとデメリットについての解説をお読みになってから、判断してみてください。
▶メリット
・本来ならば10~20万円の受講費用が必要となる、転職に強い実務者研修が「無料」で取得できる。
・働きながら実務者研修を取得できるため、生活費の心配をする必要がない。
・各学校から資料を取り寄せ、比較検討などをする手間ひまがいらない。
・「もっと待遇、人間関係の良い職場で働きたい……」と感じた場合は、専属の人材コーディネーターに相談すれば、すぐに次の職場を紹介してくれる(人間関係に悩む必要がない・介護の仕事現場を複数経験することができる)。
・次の職場に移る際も、専属の人材コーディネーターの方が手はずを整えてくれるため、個人での面倒な退職手続きの必要がない(退職時の精神的な負担が無い)。
▶デメリット
・正社員採用を希望している方は利用できない。
・派遣or紹介予定派遣として働くため、安定して働くに不安がある。
・派遣or紹介予定派遣というマイナスイメージがある。
転職は正社員として成功させたい……そう思うのが正直なところでしょう。
しかし、一定期間だけ派遣or紹介予定派遣として働くことで、精神的な負担が少なく介護職としての経験を積め、実務者研修取得のための10~20万円の受講費用が無料になるのです。
もちろん仕事も紹介してもらえるので生活費の不安はありませんし、資格が取得しやすいようにシフト調整もしてもらえるのです。
少しだけ遠回りになってしまいますが、高待遇な正社員としての採用を目指すには手堅い方法なのです。
35歳転職限界線を大きく終えてしまった、40代での転職活動なのです。
「正社員としての採用じゃなきゃダメだ!」
という思い込みが、転職を失敗させるリスクを考えたことがありますか?
ちょっとだけ頭を柔らかくして「経済的な負担なく、転職を成功させる方法」を考えてはみませんか?
>>無資格・未経験からのキャリアアップなら⇒⇒介護専門求人サイトかいご畑
2:半年間かいご畑の登録スタッフとして働く必要がある
かいご畑に派遣or紹介予定派遣として登録すれば、無条件で実務者研修の受講費用が無料になるという訳ではありません。
一定期間、かいご畑の運営会社であるニッソーネットからの派遣or紹介予定派遣として働かなくてはなりません。
Q:「一定期間てどれぐらい?」
A:「半年間(6ヵ月)です」
半年間、派遣or紹介予定派遣として働けば、受講費用が全額免除となるのです。
Q:「半年間は同じ職場で働かなくてはならないの?」
A:「いいえ。派遣期間が合計で半年であれば大丈夫です。例えば、2つの介護施設で3ヵ月+3ヵ月でもいいですし、3つの介護施設で2ヵ月+2ヵ月+2ヵ月でも大丈夫です」
半年間はニッソーネットからの派遣or紹介予定派遣として働かく必要があるというポイントを押さえておきましょう。
3:キャリアアップ応援制度を利用して無料で取得できる資格は「実務者研修」が中心
かいご畑が提供するキャリアアップ応援制度を利用して無料で取得できる資格には、「介護職員初任者研修」と「実務者研修」の二つがあります。
ですが、多くの地域で無料受講できるのは「実務者研修」なのです。
介護職員初任者研修の受講もできるのですが、正直少数です。
簡単・短期間で取得することができる介護職員初任者研修の無料取得を考えている方は、かいご畑に問い合わせてお住まいの地域で無料スクールが開催されるかどうか確認する必要があるのです。
ただ、ボクの考えとしては、介護職員初任者研修よりも少しだけハードルが高くなってしまいますが、ここは少しだけ奮起して、実務者研修を取得してしまった方が断然お得だといえます。
その明確な理由は2つです。
・介護職員初任者研修は短期間で簡単に取得できるため多くの人が持っているため、後々高待遇な正社員としての転職を考えたときに、差異化を図れる強い資格とは言えない。
・介護職員初任者研修のみでは国家資格である介護福祉士の受験資格が得られない=介護福祉士の受験資格として、実務者研修の取得が必須。
この2つの理由は介護業界で生きていくためには大きなものです。
介護職員初任者研修の資格は取得しても損はありません。
ですが、キャリアアップ応援制度を利用して無料で実務者研修を取得できるチャンス=10~20万円の経済的負担の削減し、自身で学校を探さなくてはならないという手間ひまをはぶけるチャンスですなのです。
楽な道に流されてしまうよりも、少しでも若いうちにちょっとだけ頑張って、実務者研修を取得してしまった方が人生は明るい方向に開けていくと思います。
4:受講料は無料でも「教科書代」が必要
すべて無料で介護の資格が取得できる!と思っていた方は、ちょっとガッカリされてしまうと思います。
受講費用無料はウソ偽りのない事実なのですが、別途「教科書代」が必要なのです。
その費用は、
介護職員初任者研修:約7千円
実務者研修:約1万4千円
です。
35歳転職限界線を大きく超えてしまっていても、やむを得ない深い事情があっての40代での転職。
少しでも出費を抑えたい、経済的負担を減らしたい……と思っていた方に、無料で介護職員初任者研修・実務者研修が取得できる!という朗報が舞い込んだ矢先に、実は教科書代が必要……となると、ガッカリされてしまうかもしれません。
ですが、自身で学校を探し、資料請求をし、費用や受講期間の比較検討や入学手続きなどをする手間ひまがはぶけ、本来ならば10~20万円もの受講費用が必要となる実務者研修の資格が無料で取得できるのです。
教科書代が必要なのは知っておくべき事実ですが、ここはがまんして目をつぶりましょう。
③ 多少は専属の人材コーディネーターの方との駆け引きがある
もちろん、「強引に希望していないブラック介護施設に派遣される」ということはありません。
基本的にはあなたの希望に知った転職先を紹介してくれます。
なぜならそうすることが、かいご畑の評判(口コミ評価)を上げ、運営会社であるニッソーネットの増収につながるからです。
ですが、コーディネーターの方も仕事ですので、多少の駆け引きがあることは否定できません。
では、利用する側とすればどうすればいいのでしょうか?
自身の希望に沿った転職を実現させるよう、コーディネーターの方の力を上手に借りるためには、「面談前に自身の転職希望条件をしっかりとまとめておく」ことです。
パソコンで打ち出したものをプリントアウトしてもいいですし、スマホのメモ帳にまとめたものでも構いません。
漠然と面談に臨むのではなく、できる範囲で構いませんので自分の考えをまとめておきましょう。
人間関係は呼応(受け答え)です。
コーディネーターの方にすべておんぶにだっこでは、コーディネーターも「この人の転職を成功させるために頑張りたい!」とも思いにくいでしょう。
かいご畑を利用する側である、求職者であるあなたが自身の頭の中で整理し、専属のコーディネーターの方に伝えたい「転職成功へ冷静な条件との熱い想い」をまとめておく必要があるのです。
>>転職希望条件をしっかりまとめておくようにと言われても、右も左もわからないはじめての介護の仕事で、どうすればいいのかわからない……という方は、実際にかいご畑を利用した3人の体験談から、「転職希望条件」についてまとめた【介護職転職サイトかいご畑を実際に利用してわかった4つの真実③】をお読みください。
まとめ
かいご畑の提供するサービス内容を知らずに、漠然と利用してもあなたの転職が成功しない理由をお分かりいただけたと思います。
かいご畑の提供するサービスを賢く利用するためには、派遣or紹介予定派遣として半年間働いて無料で転職に強い実務者研修の資格をしてしまい、その後じっくりと高待遇で正社員として働くことができる職場を探す、とい方法がbestだと思います。
40代という背負うものが大きく、
「なにがなんでも正社員!」
「はやく安定した収入を得なくてはならない!」
と焦る気持ちもわかります。
ですが、焦って決めてしまった転職先が慢性的な人手不足で、サービス残業の嵐というブラック介護施設で、心身に不調をきたしてしまったため辞めたくてもなかなか辞めさせてもらいえない……。
という最悪な事態になりかねない可能性も残念ながらあるのです。
40代・介護職未経験・無資格での転職組だからこそ落ち着いて、利用できるものは賢く利用して、安定・安心のできる生活を再獲得しませんか?
追伸
政府は年金受給開始年齢を現在の65歳から、75歳に引き上げる計画を着々と進めています。
ということは現在40代の我々は、75歳まで働かなくてはならなくなるということです。
そうしなければ、恐怖の老前破産、高齢ホームレスになる危険性が非常に高くなってしまうのです……。
介護の仕事は肉体労働ばかりで先がないといわれています。
ですが、それは「ウソ」です。
介護業界について詳しく知らない人(介護業界について薄っぺらい情報しか発信しないマスコミ)、介護業界で働いていても将来を見すえてステップアップをしていこうとしない人の戯言(たわごと=ばかげた言葉)なのです。
ステップアップの方法とは、
実務者研修の資格を取得+介護職としての経験を3年積んで、国家資格である介護福祉士の受験資格を取得。
介護福祉士(合格率は60~70%ですので、決して難しい資格ではありません)を取得してしまえば、介護職としての可能性は一気に広がります。
1:ケアマネージャーの取得を目指す
介護福祉士の資格手当(5,000~20,000円)が付きます。
資格手当による収入UP後も介護福祉士としてさらに経験を積むことにより、肉体労働中心の業務から「書類作成+相談業務」中心となるケアマネージャーの資格を取得し、60~70代になっても安定して働き続けることができる道を選ぶ。
2:施設管理者として大幅な収入UPを目指す
介護福祉士を持っていれば施設管理者として働くことも可能になります。
そうすれば大幅な収入UP(年収450~500万円以上)が望めます。
業務内容も肉体労働ではなく、施設管理(運営管理・人材管理など)となるため、60~70代にとなっても働き続けることは可能です。
3:高待遇な職場への転職を目指す
介護福祉士は介護の資格では唯一の国家資格です。
なので、転職時には大きなアピールポイントとなります。
介護職員初任者研修や実務者研修では採用してもらえることができなかった、60~70代となっても安定して働き続けることができる高待遇な職場を選んで働くことが可能(例:サービス付き高齢者向け住宅)となります。
このように介護職専門の転職支援サービスを賢く利用して効率的にステップアップしていけば、60~70代になっても介護職として安定して働き続けることは十分に可能なのです。
75歳までも働き続けなくてはならなくなるであろう「現40代組」。
65歳を過ぎて、
「つかえない奴、粗大ごみ扱いされ、身の置き場がなくて辛い……」
「転職したくても働けるところがない……」
「なんとか採用されたが生活できないほどの低賃金……」
「一家離散して高齢ホームレスになっちまうのか……」
という後悔してもアトの祭り、取り返しのつかない生き地獄のような生活にハマってしまう前に、目の前の今できることを、少しの勇気とちょっとの努力ではじめてみませんか?