「40代でリストラ……転職先が決まらない……でも、介護職はブラックな話しかきかないから働きたくない……」
前代未聞の大不況に見舞われた日本社会。
大手企業では45歳リストラが当たり前になり、中小零細企業でも40代で解雇・雇止めなどで失業する人が爆発的に増えています。
「35歳転職限界線を越えてしまった40代無職が、これからどうやって生きていけばいいのか……」
不安のどん底に突き落とされる気持ち、痛いほどによくわかります。
ボクも40代でリストラにあい、不安と焦りに苦しむ絶望の日々を経験しましたから……。
仕事が決まらなくても、介護職はやりたくないという気持ちもわかります。
介護業界の闇、ブラックな部分だけを誇張して垂れ流すマスコミに、洗脳されてしまっているのですから。
しかし現在のボクは、介護職専門のエージェントかいご畑を利用して転職を成功させました。
そして天職ともいえる介護職に巡り合うことができ、高待遇+働きやすい環境のホワイト介護施設で安定して働き続けることができています。
といっても介護職への転職を、一発で成功させたわけではありません。
ハローワークを利用してやみくもに転職活動をしてしまったばかりに、ブラック介護施設の地獄にハマってしまった経験があるのです。
この記事では、介護業界歴8年の介護福祉士(介護職の国家資格)であるボクが、介護業界で実際に味わった天国と地獄の体験談を赤裸々に綴っています。
40代で失業し絶望の無職、人生のどん底にいるあなた。
介護業界では働きたくないという偏見を持っているあなた。
そんなあなたにこそ、介護業界の天国と地獄のリアルを知っていただきたいと思うのです。
介護業界の地獄のワナから抜け出し、高待遇+労働環境良好のホワイト介護施設で安定して働き続けることができるという天国を味わったボクの体験談は、必ずあなたの役に立つはずですから。
身も心も追い詰められた地獄のブラック介護施設体験談
ボクは異業種からはじめての介護業界への転職時に、ハローワークを利用して転職をしてしまいました。
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【注意】介護業界への転職でハローワークはNGな決定的な5つの理由
40代・介護職未経験・無資格で介護業界の右も左もわからない方が、転職活動をする上でハローワークを利用してはいけない決定的な5つの理由を、明確にわかるように解説しています。
転職活動=ハローワークという思考停止状態で、絶対に必要な情報収取を怠ってしまっていたのです。
介護の仕事=老人ホームで働くという程度の浅すぎる知識しかなかったのです。
高齢者介護施設には、
などといったような、多種多様な介護職として働く現場があることすらも知らなかったのです。
そしてボクは求人票に載っている「未経験・無資格でも正社員採用」「給料が高い」と理由で(実際はぜんぜん安い給料・賞与でしたが)、慢性的に忙しく激務である特養にやみくもに飛び込んでしまったのです。
㊟「未経験・無資格でも正社員採用」を謳っている介護施設は、100%ブラック介護施設です。
こんなエサで人を集めなくてはならないほど、慢性的な人手不足=激務=疲弊した介護職の劣悪な人間関係であるからです。 |
それが地獄の日々の始まりでした。
まず労働環境が最悪でした。
・新人研修などというものがまったくなく、すぐに激務の現場に放り込まれる。
・サービス残業80時間/月以上(残業は定時にタイムカードを押してからすることというお達しが出ていた)
・有給休暇はインフルエンザやノロウイルスなどの感染症になったときしか取得できない。
・人手が足りないからと勝手にシフトを変えられて休日を削られる(年間休日数90日前後)。
・利用者の方に対する暴言は当たり前で暴力さえも黙認されていた。
・看護師長(施設長の妹)の権力が絶対で目をつけられると異動・サービス残業の強制などパワハラ地獄にあう(同族経営の介護施設は100%ブラックと言っていいでしょう)。
・人手不足が深刻で本来ならば1時間ある昼休憩が10分も取れないときが多々ある(夜勤の時は2時間休憩が取れるはずなのに、まったく休めないときもよくあった)。
・行事の時は有無を言わさず休日出勤(無給ボランティア)させられる。
・利用者の方の衣服や車いすが汚れていても放置されていた。
・面会に来た家族からクレームが出るほど施設内が臭い・汚れているときがよくあった(掃除が外部業者委託ではなく介護職員がやらなくてはならなかったため)。
・雇用契約では資格手当・昇給などが明記されていたが、資格手当がなくなったり、昇給額がなんの告知もなく減額されることがあった。
また介護職員はみんな疲れ切っていて人間関係も最悪でした。
・陰口、悪口は日常茶飯事。
・重度認知症の利用者の方の介護(食事介助・移乗動作)などで困っている介護職員がいても助けない。
・子供が体調不良で早退しなくてはならないときも嫌みを言われる。
・マジメだけれども仕事が遅い介護職員はイジメ(無視・暴言・暴力)られる。
・新人に一人ではとてもオムツ交換ができないような、暴言・暴力のある認知症利用者の方を担当させる。
・介護職未経験の新人に心身の負担が大きい入浴介助を一週間毎日おこなわせる(夏場は倒れるぐらいの心身の負担です)。
・休憩室に置いておいた財布から現金が盗まれる。
・スマホが盗まれ捨てられる。
・新人が半日でバックレる(昼休みに帰ってしまい音信不通)。
・誰でも採用してしまう(明らかに変な人、サイコパスのような人)ため、人間関係がさらに劣悪になる。
……などなど、人間関係が腐りきったような環境でした。
勤めていた約2年半の間に、20人近くもの人が退職していきました。
ボクは家庭があったため「介護福祉士の受験資格を取得できる3年は石にかじりついても頑張ろう」と決めていたのですが……ついにメンタルに限界(不眠・鬱)が来てしまったため、2年半で退職をせざるを得ませんでした。
いまでも時々夢でうなされるような、ブラック介護施設での最悪な地獄体験でした。
残念なことに、マスコミがよろこんで垂れ流す、このようなブラック介護施設がいまだに存在することは事実です。
しかし、介護士の処遇改善(給料アップ・労働環境の改善)が進んでいることも事実なのです。
次の項目では、介護職専門のエージェントを利用して、高待遇+労働環境・人間関係良好なホワイト介護施設への転職を成功させ、安心・安定して働き続けることができているボクの体験談をお話しします。
転職を成功させたことで、介護職を「天職」だと思えるようになりました。
介護業界の「闇」の部分だけではなく、「光」の部分があるのだということも、ぜひ知っていただきたいと思います。
介護業界は人生経験豊かな、40代のマンパワーを本当に必要としているのですから。
月給27万円以上・人間関係良好なホワイト介護施設勤務体験談
先輩介護士の方に勧めていただいた、【プロフィール「後編」参照】介護職専門のエージェントかいご畑に登録し、専任のコーディネーターのアドバイスの元、介護業界の実情に対する情報収集と、介護職求人の精査をおこないました。
かいご畑に登録すると専任のコーディネーターの方が付くため、希望する求人の条件を伝えればあとは待つだけでよかったのが本当に助かりました。
ちなみにボクがコーディネーターの方に伝えた条件は、
- 支給額:27万円以上
- ボーナス:夏冬合計で基本給の4ヵ月以上
- サービス残業:10時間以内
- 年間休日数:112日以上
- 夜勤の回数:一月4~5回
- 有休は常識の範囲内で使用できる。
というものでした。
ちょっと理想が高いかな?と思ったのですが、思いのほか多くの求人を紹介していただけました。
陰鬱なハローワークに出掛け、やみくもに求人を探し出し、不愛想な職員の対応に不快な思いをするよりも、数十倍は楽でしたし効率的でした。
いくつかの施設を実際に見学し、コーディネーターの方と共に面接に臨んだのが、いまも働いている高級有料老人ホームでした。
コーディネーターの方がいるというだけで、面接時の心の負担もだいぶ軽減することができました。
また、自身では行いにくい待遇面の交渉・確認もコーディネーターの方が代行してくれたため、思いのほかスムーズに採用が決まりました。
求人採用枠が1つしかなく、面接時間が1時間近くもあったため、正直難しいのかな……と思っていたのですが、採用が決まりホッとしました。
ホワイト介護施設で有名であるという事前情報をコーディネーターの方から頂いていたため、不採用も覚悟していただけに本当によかったです。
正直、ボク一人では採用は難しかったと思います。
現在、勤続5年目になるのですが、転職するまったくありません。
で、具体的にホワイト介護施設である特徴をあげますと、
まず、労働環境・設備がめちゃくちゃ整っています。
・月給:27万円以上
・年間休日数:120日
・有休は一週間前に申請すればOK(緊急時には当日でも可)
・サービス残業:10時間以内/月(基本定時上がり。残業代は申請すればほぼもらえます)
・離職率が低い(産休後ほとんどの女性が復帰)
・介護サービスの質の向上のための設備投資に積極的
・資格取得費用全額補助
・毎月勉強会が実施される
・施設内清掃、制服クリーニングは業者委託
・食事代全額補助
・駐車場利用料:1000円(これは破格です)
などなど、ブラック介護施設時代には考えられない、潤沢ともいえる労働環境です。
また、しっかりと面接を行うため「変な人」がいません。
なので人間関係も非常に良好です。
具体的には、
・新人教育制度(プリセプター制度導入)がしっかりしている(先輩介護士が新人介護士を責任もって育てる)
・フロア、食堂の雰囲気が明るく活気がある
・シフトの変更をお願いしやすい
・介護士同士の声掛け・あいさつが頻繁でいつでも助け合える環境がある
・休憩室にスマホや財布が入ったバッグを安心して置いておける
・派閥という面倒くさいグループがない
・会議やミーティングの時に意見が言いやすい
・業務の改善、ケアの質の向上について積極的
・年に数回BBQや飲み会がある(適度な交流がある)
・職場結婚が多い(男女比4:6とバランスが良い)
・介護士の勤続年数(5年以上が普通)が長い
・施設長・事務長・看護部長にも意見を言いやすい
などなど、ブラック介護施設時代には考えられない「良好な人間関係」です。
「こんなに働きやすい介護の現場があるのか……」と、入職してしばらくは感動の毎日でした(笑)
>>かいご畑についてもっと詳しく知りたい方はコチラの記事をお読みください。
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かいご畑を実際に利用して分かった4つの真実を簡潔に解説します!
数ある介護職専門の転職支援サイトの中でも、40代・介護職未経験・無資格の求人に特化したかいご畑について、実際に利用してわかった4つの真実をカンタンに理解できるようまとめています。
ただ一つ難点をあげるならば、人が辞めないため、新しい「風」が入らない、ケアの質・業務パターンがマンネリ化しがちという点があります。
この点においては、介護職が積極的に勉強会に出席したり、業務改善提案をすることで、対応していこうという感じです。
介護業界への転職には介護職専門のエージェントを賢く利用すべき
現役介護士の転職には、介護職専門のエージェントを利用するのが当たり前になっています。
ですが、介護業界へはじめて転職する方の多くが、ハロワの求人票やネットの求人広告を見て、やみくもに転職をしてしまいます。
介護施設の内情などまったく知らずに……。
そんな一か八かの転職活動をしていては、貴重な限られた人生の時間をムダにしてしまう可能性が高いです。
かいご畑などの介護職専門のエージェントを利用すれば、
・希望条件(月給・通勤時間・働き方など)にあった求人情報を探し出してきてくれる。
・介護業界に精通したアドバイザーから介護業界のイロハを教えてもらえる。
・それぞれの施設の内情(人間関係・離職率・昇給額など)を調べて教えてくれる。
・非公開の貴重なホワイト介護施設の情報を教えてくれる。
・競争率の高いホワイト介護施設の書類審査に通るような履歴書の書き方をアドバイスしてくれる。
・不安で緊張する面接に同行してくれる。
・待遇面の確認、交渉を代行してくれる。
などのサービスをすべて無料でうけられるのです。
右も左もわからない介護業界への転職。
不安になりながら一人でやみくもに転職活動をするよりも、ぜんぜん効率的です。
しかもブラック介護施設のワナにハマってしまう確率を軽減させることができるのです。
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40代・未経験の方専用|介護職専門転職支援サービスランキングbest3!!
多数存在する介護職専門の転職支援サイトの中から、40代・介護職未経験・無資格の方に自信をもってオススメできる3つのサイトをランキング形式で分かりやすく解説しています。
また、かいご畑の場合は「派遣」介護士という働き方を一定期間(半年以上)選べば、介護業界で働いていくためには必須の資格を、「無料」で取得することができます。
自腹ならば受講費用10万円前後が必要な介護の資格を、無料で取得できてしまえるのです。
「でも、派遣という非正規の働き方はしたくない!」
という方は、派遣介護士として働くメリットとデメリットについてまとめた、コチラの記事をお読みください。
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40代・無資格・未経験で「派遣」介護士として働く知っておくべきデメリット
40代・未経験・無資格の状態での介護職への転職だからこそ、メリットたくさんの「派遣」介護士としてスタートしたほうがいいと私は断言できます。ですが正直、知っておくべきデメリットがあることも事実です。その3つのデメリットについて丁寧にわかりやすく解説しています。
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40代・無資格・未経験で「派遣」介護士として働く盛りだくさんのメリット
40代・未経験・無資格の状態での介護職への転職だからこそ、「派遣」介護士としてスタートしたほうがいいと私は断言します。そう言い切れる納得していただける理由=派遣の介護士として働くことのメリットについて丁寧に解説しています。
派遣=非正規として働くことにはデメリットがありますが、想像以上のメリットがあるということを理解していただけると思います。
介護業界にはまだまだ地雷ブラック介護施設のワナがある
超・超高齢化社会を突き進む日本社会において、近年「国」が介護士の処遇改善を推し進めています。
しかし、まだ介護士から労力・やりがい・賃金を搾取する、介護職を使い捨てとしか考えていない、ブラック介護施設が存在していることも事実です。
そんなブラック介護施設に限って、「未経験・無資格でも正社員採用!」というエサで、介護職未経験者を釣ろうとするのです。
面接時には内情の伴わない調子のいいことばかりを言って騙してでも、介護職員を引きずり込もうとするのです。
そんなブラック介護施設のワナにハマってしまわないためにも、賢く介護職専門のエージェントを利用することが重要なのです。
まとめ:介護業界は地獄と天国が混在している
介護業界には、
・低賃金で人手不足なため激務
・サービス残業80時間/月以上
・パワハラ・いじめが横行
・新人は放置
・利用者に対する虐待が黙認
・有休がとれない
・年間休日数:80日以下(一月に5~6日しか休めない)
というようなブラック介護施設が存在するのと同じように、
・高待遇(月収:27~30万円以上)
・サービス残業ほとんどなし
・人間関係良好
・新人教育が行き届いている
・介護(ケア)の質の向上に努めている
・有休は申請すれば取得できる
・年間休日数:120日(一月に9日以上休める)
・創意工夫がいくらでもできやりがいがある
・他者から必要とされ承認欲求が満たされる
というようなボクが長年勤めているホワイト介護施設も存在することも事実なのです。
マスコミが誇張して垂れ流す介護業界の闇=ブラック介護施設の情報だけをうのみにして、「介護の仕事なんてやるもんじゃない!」と考えてしまうのは、あまりにももったいないです。
介護職専門のエージェントを賢く利用して、ホワイト介護施設に就職すれば「高待遇+働きやすい労働環境+人様から感謝されるやりがい=安心・安定した生活」を手に入れることができるのです。
介護業界は人生を立て直したい人が一からやり直すには最適な業界です。
40代でリストラにあい、絶望の無職から人生のV字回復を果たせたのは、ボクだけではありません。
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「介護の仕事だけは絶対にしたくない!」
というあなたの偏見をちょっとだけ捨てさえすれば、人生の可能性は格段に広がるのですから。
介護業界はあなたのマンパワーを必要としています。
ホワイト介護施設で働き、安定・安心できる人生を手に入れませんか?
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40代・未経験の方専用|介護職専門転職支援サービスランキングbest3!!
多数存在する介護職専門の転職支援サイトの中から、40代・介護職未経験・無資格の方に自信をもってオススメできる3つのサイトをランキング形式で分かりやすく解説しています。